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J-GLOBAL ID:201602274335809872   整理番号:16A0646996

ヒ素ストレスに応答したPanax notoginseng(サンシチニンジン)のIlluminaベースのトランスクリプトームプロファイリング

Illumina-based transcriptomic profiling of Panax notoginseng in response to arsenic stress
著者 (5件):
資料名:
巻: 57  号: June  ページ: 57:13 (WEB ONLY)  発行年: 2016年06月 
JST資料番号: U7007A  ISSN: 1999-3110  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: イギリス (GBR)  言語: 英語 (EN)
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背景。有名な漢方薬Panax notoginseng(サンシチニンジン)は,最近その安全性および品質で非常に注目されている。P.notoginsengは成長環境からAsを蓄積し,許容する。P.notoginsengの品質に対するAs損傷,並びにそれに対応する耐性機構を理解する目的で,Asストレス応答に関与する遺伝子をIlluminaシークエンシングにより同定した。結果。合計91979946の完全な読み取りを作製し,172355のunigeneにde novoに集められた。合計81575のunigeneはそれらの機能で少なくとも1つのデータベース中で注釈がつけられ,47.34%を占めた。比較分析により,1725の特異的発現遺伝子(DEG,763が下方制御,962が上方制御)がAsストレス植物(HA)と対照植物(CK)の間で同定された。その中の20のDEGをリアルタイム定量的PCR(qRT-PCR法)によってさらに検証した。ギンセノシドおよびフラボノイドの生合成経路の上流および下流ステップで,7つの遺伝子コード化キー酵素はHAで下方制御された。そのような下方制御は経路充実分析でも明らかにされた。遺伝子コード化トランスポータ(ABC,MATE,糖,オリゴペプチド,硝酸塩のトランスポータ),ホルモン代謝に関連する遺伝子(エチレン,ABA,サイトカイニン)およびヒ素蓄積に関連する遺伝子(HXT,NRAMP,MTおよびGRX)は差次的に発現していた。上方制御された遺伝子は酸化ストレス関連蛋白質(GST,チオレドキシン),転写因子(HSF,MYB)および分子シャペロン(HSP)のそれらを含んだ。結語。ギンセノシドおよびフラボノイドの生合成の下方制御から,P.notoginsengにおけるAs蓄積は安全性上の問題だけでなく,定性的消失も引き起こすことが示された。実生根のヒ素含有量の結果を除いて,ヒ素の過剰蓄積に対するP.notoginsengの能力は,HXT,NRAMP,MTおよびGRXの遺伝子の差次的発現によっても説明可能であった。P.notoginsengの無害化機構を示すため,遺伝子コード化酸化関連蛋白質,転写因子,分子シャペロン,トランスポータおよびホルモンの差次的発現が本研究で明らかにされた。それはある程度Arabidopsisの報告と一致したことから,P.notoginsengおよびArabidopsisはAsストレスに対する一般的無害化機構を共有することが示された。本研究における長いAs処理は,Arabidopsisのそれらと比べてより少量の関連DEGおよびより少ない程度のある種のDEGの発現差異を説明する可能性がある。(翻訳著者抄録)
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分類 (3件):
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薬用植物  ,  遺伝子発現  ,  植物に対する影響 
タイトルに関連する用語 (5件):
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