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J-GLOBAL ID:201602275727627432   整理番号:16A1394395

セリウム(IV)オキソ錯体におけるCe=O結合の反応性を探索する

Probing the Reactivity of the Ce=O Multiple Bond in a Cerium(IV) Oxo Complex
著者 (10件):
資料名:
巻: 55  号: 20  ページ: 10003-10012  発行年: 2016年10月17日 
JST資料番号: C0566A  ISSN: 0020-1669  CODEN: INOCAJ  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: アメリカ合衆国 (USA)  言語: 英語 (EN)
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金属-オキソ錯体は金属触媒による酸化反応やメタセシス反応において活性な中間体として興味がもたれている。本研究では,セリウム(IV)オキソ錯体[(LOEt)2CeIV(=O)(H2O)]・MeC(O)NH2(1;LOEt-=[CoCp{P(O)(LOEt)2}3]-,Cp=η5-C5H5)の求電子化合物およびBroensted酸に対する反応性について報告する。求電子化合物,B(C6H5)と3との反応では,[CeIV(LOEt)2(Me2CONH2)2][B(C6H5)3(OH)]2(3)が得られ,Broensted酸HClやHNO3との反応では,それぞれ[CeIV(LOEt)2Cl2]と[CeIV(LOEt)2(NO3)2]が得られる。1と[NaLOEt]との反応から,オキソ架橋の二金属錯体[(LOEt)2(Me2CONH2)CeIV(O)NaLOEt](6)が得られる。X線結晶構造は,この架橋のCe-OoxoとNa-Ooxoの距離がそれぞれ1.953Åと2.341Åであることを示す。DFT計算によれば,6は分極したCe=O多重結合を含み,オキソ基は求核性を示す。1と同様に,6はCO2やCOと反応してそれぞれCeIVやCeIIIカルボン酸錯体を与える。それゆえ,6の{NaLOEt}部分の結合はCeIV=O錯体の求核性と酸化還元的性質には大きな影響を与えないことがわかる。
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分類 (1件):
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第3族元素の錯体 
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