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J-GLOBAL ID:201602275772009337   整理番号:16A1363125

地図ベースのクローニングは,BnRf遺伝子座の複雑な機構を明らかにし,Brassica napusの雄性不稔遺伝子BnRfbの同定に通じる

Map-based cloning reveals the complex organization of the BnRf locus and leads to the identification of BnRf b, a male sterility gene, in Brassica napus
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巻: 129  号:ページ: 53-64  発行年: 2016年01月 
JST資料番号: D0382B  ISSN: 0040-5752  CODEN: THAGA6  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: ドイツ (DEU)  言語: 英語 (EN)
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広く用いられたBrassica napusの遺伝的雄性不稔(GMS)系統(9012A)における雄性不稔は,BnMs3/Bnms3と3つの対立遺伝子を含む多対立遺伝子BnRf遺伝子座によって付与されると考えられた。筆者らは,以前B.napusの染色体A7上の13.8kbDNAへBnRfをマッピングした。本研究において,筆者らは,回復対立遺伝子BnRfaと雄性不稔対立遺伝子BnRfbを個々にカバーする細菌の人工染色体クローンを分離し,BnRfaとBnRfbの候補領域が維持対立遺伝子BnRfに比較して複雑な機構を持つことを示した。組換事象と新しく開発したマーカーを解析することによって,筆者らは,BnRfaを7つの予測されたオープンリディングフレーム(ORFs)を含む35.9kbDNA断片へ範囲を定めた。しかし,雄性不稔と回復系統の両者から野生型Arabidopsis植物へORF G14の遺伝的形質転換は,9012A由来のGMS系統(RG206A)に一致する安定な雄性不稔表現型を引き出した。さらに,G147によって起こる雄性不稔は回復遺伝子BnMs3によって完全に回復させることができた。これらの事実は,BnRfbがG14に対応するが,BnRfaが他の近接のORFと関連するようであることを示す。G14はBnaA7.mtHSP70-1様として指定した核局在キメラ蛋白質をコードする。ArabidopsisにおけるG14の異種発現は,タベート組織の分解に関与するいくつかの遺伝子を負に制御し,タベート組織のプログラム化細胞死を遅らせて4個の娘細胞の発育停止を導いた。筆者らの研究は,不稔制御の遺伝性モデルに関する知見を示すだけでなく,9012Aの雄性不稔と回復の基となる分子ベースを検討するための強固な基礎も提示する。Copyright 2015 Springer-Verlag Berlin Heidelberg Translated from English into Japanese by JST.
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分類 (2件):
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分子遺伝学一般  ,  生殖 

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