パン酵母Saccharomyces cerevisiaeからの細胞壁画分の物理,機能及び構造特性

Borchani Chema; Fonteyn Fabienne; Jamin Guilhem; Paquot Michel; Thonart Philippe; Blecker Christophe

文献

J-GLOBAL ID：201602276890909551 整理番号：16A0509265

パン酵母Saccharomyces cerevisiaeからの細胞壁画分の物理,機能及び構造特性

Physical, functional and structural characterization of the cell wall fractions from baker’s yeast Saccharomyces cerevisiae

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資料名：
巻： 194 ページ： 1149-1155 発行年： 2016年03月01日
JST資料番号： H0766A ISSN： 0308-8146 資料種別：逐次刊行物 (A)
記事区分：原著論文発行国：イギリス (GBR) 言語：英語 (EN)

酵母細胞壁(YCW)(F1)製品をpH7とし125°Cでオートクレーブ加熱後,不溶性残渣(F2)を水希釈しpH10.5でプロテアーゼのSavinaseで処理し,その不溶性残渣(F3)をLipolaseで処理し,不溶性残渣(F4)を得,各画分の諸性質を比較した。膨潤度はF1からβ-グルカンの純度が高いF4で増加した。水分結合能(WBC)には画分間で有意差がなかった。脂肪結合能(FBC)はF4がF1より有意に高かった。CIEによるL^*値はF4で有意に高く,a^*値はF1で比較的低く,b^*値はF3及びF4でより高かった。粒子径はF4が高グルカン含量の為500~1000μmと最大であった。粘度はF2が最大で,F4は652mPaでF1より高かった。IRスペクトルは全画分で類似し,DSC曲線はF4で214°Cに吸熱ピークが見られた。酵母のβ-グルカン画分は食品産業でプレバイオティック成分及び増粘剤としての使用の可能性が考えられた。Copyright 2016 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.

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微生物の生化学

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