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J-GLOBAL ID：201602280628150824   整理番号：16A0517227

湿式,化学合成した,ナノスケールのS=1/2スピン鎖状化合物CuSe₂O₅についての構造および磁気的研究

Structural and magnetic investigations on a wet chemically synthesized nanoscale S = 1/2 spin chain compound - CuSe₂O₅

著者 (6件)： Shyam Priyank (Indian Institute of Science Education and Research (IISER) Pune, Dr. Homi Bhabha Road, Pune - 411008, India. [e-mail]) ,  Chaturvedi Smita ,  Karmakar Koushik ,  Bhattacharya Arpan ,  Singh Surjeet ,  Kulkarni Sulabha
資料名： Journal of Materials Chemistry C. Materials for Optical, Magnetic and Electronic Devices  (Journal of Materials Chemistry C. Materials for Optical, Magnetic and Electronic Devices)
巻： 4  号： 3  ページ： 611-621  発行年： 2016年01月21日 
JST資料番号： W2383A  ISSN： 2050-7526  CODEN： JMCCCX  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： イギリス (GBR)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： CuSe₂O₅は低温で興味深い磁気相互作用をもつ一次元の反強磁性化合物であり,単結晶でよく研究されてきた。しかし,CuSe₂O₅のナノ構造はまだ,研究されていない。約55nm径および170nm長さのCuSe₂O₅ナノロッドの性質を報告した。ナノロッドの組成を,エネルギー分散X線分光分析,誘導結合プラズマ原子発光分析およびX線光電子分光法を用いて研究した。シンクロトロン放射源を用いたX線回折では,単位格子体積の減少が見られた。2K~300Kの低温磁気測定では,ナノロッドの反強磁性を示し,バルクの単結晶と比べてNeel温度(17K)に変化がない。しかし,低温での磁化率における,増強されたCurieテイルは,ナノロッドに対し補償されないスピンの存在を示した。これはCuSe₂O₅の単結晶において約101Kに観測される磁化率のこぶが約75kへシフトする。多くの材料のナノ粒子と違って,表面領域での補償されないスピンは,ここで研究したCuSe₂O₅ナノロッドの場合に強磁性シェルをもたらさない。Copyright 2016 Royal Society of Chemistry All Rights reserved. Translated from English into Japanese by JST

シソーラス用語： *セレン酸塩 ,  *銅化合物 ,  化学合成 ,  磁気的性質 ,  X線構造解析 ,  *結晶構造 ,  分子構造 ,  反強磁性 ,  単結晶 ,  *ナノロッド ,  エネルギー分散X線分光分析 ,  ICP-AES分析 ,  X線光電子分光法 ,  シンクロトロン放射 ,  X線回折 ,  結晶格子 ,  磁気測定 ,  温度依存性 ,  Neel温度 ,  磁化率 ,  Curie温度 ,  スペクトルシフト ,  ナノ粒子 ,  強磁性 ,  走査電子顕微鏡 ,  Ramanスペクトル ,  赤外吸収スペクトル ,  湿式法 ,  *スピン系 ,  反強磁性体 ,  電子顕微鏡観察
準シソーラス用語： FE-SEM ,  FTIRスペクトル ,  XPS ,  XRD ,  スピン状態 ,  ナノスケール ,  鎖状構造 ,  スピン鎖

分類 (2件)： 塩基,金属酸化物  (CD01030Z) ,  酸化物結晶の磁性  (BM06050E)

タイトルに関連する用語 (5件)： 化学合成 ,  ナノスケール ,  スピン鎖 ,  磁気 ,  研究