抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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本稿は,土地区画整理事業における事業後のタウンマネジメントの展開手法に関し,地権者主導による土地区画整理事業を実施した川崎市麻生区新百合ヶ丘地区の事例について報告した。先ず,本研究では,区画整理における事業後のタウンマネジメントの展開手法を明らかにすることを目的に,街づくりのノウハウの無い地権者が区画整理を推進し,事業後のタウンマネジメントに関与してきた実績のある,川崎市麻生区新百合ヶ丘地区に着目し,区画整理後のタウンマネジメントを展開するための街づくり組織の成立条件,人材と組織のあり方,財源のあり方の視点から考察すること等を報告した。次に,新百合ヶ丘地区の区画整理事業プロセス,区画整理事業後の街づくりプロセス,区画整理事業後の街づくり主体の活動を報告した。最後に,まとめと考察として,本研究では,地権者が区画整理を主導し,事業後のタウンマネジメントにも関与した先駆的事例である新百合ヶ丘地区の街づくりプロセスを分析したこと,区画整理後のタウンマネジメントの展開手法について,新百合ヶ丘地区における「街づくり財団」や「農住都市開発株式会社」のような組織の必要性や成立条件,人材と組織のあり方,財源のあり方の視点から考察したこと等を報告した。