抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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水平二次元回遊-成長モデルを用いて,地球温暖化のサンマへの影響評価を試みた結果,将来気候条件下での表面水温上昇に対応し,産卵場は緯度2°程度高緯度側へ移動し,サンマの回遊経路も全体的に緯度2°程度高緯度側に移動するとともに,産卵回遊の時期が2週間ほど遅くなった。また,平均湿重量が極大値を示す時期が将来気候では2週間以上遅くなるとともに,湿重量の標準偏差が将来気候下では減少し,中型魚への集約が起きる結果となった。さらに,北海道沿岸に来遊するサンマ資源量は,現在気候下に比べ将来気候下では1.5倍以上に増大するとともに,漁期が遅れる傾向を示した。(著者抄録)