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J-GLOBAL ID:201602286911253618   整理番号:16A1110817

マウスにおける1,2-ジクロロエタン誘発性の肝障害でのCYP2E1の役割

Roles of CYP2e1 in 1,2-dichloroethane-induced liver damage in mice
著者 (7件):
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巻: 31  号: 11  ページ: 1430-1438  発行年: 2016年11月 
JST資料番号: E0287C  ISSN: 1520-4081  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: アメリカ合衆国 (USA)  言語: 英語 (EN)
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本研究の目的は1,2-ジクロロエタン(1,2-DCE)誘発性肝障害におけるチトクロームP4502E1(CYP2E1)の役割を調べることである。本研究は2部に分かれており,1部はCYP2E1のミクロソーム発現に及ぼす1,2-DCEの影響,2部はCYP2E1阻害剤の1,2-DCE誘発性肝障害低減活性を調べた。1部ではマウスを10日間,1日あたり3.5時間の静置吸入で0,0.225,0.45,0.9g/m3の1,2-DCEに曝露した。2部ではマウスを空対照群,溶媒対照群,阻害剤対照群,1,2-DCE中毒群,低用量もしくは高用量の治療介入群に分けた。1部では0.9g/m3 1,2-DCE曝露群の血清アラニンアミノトランスフェラーゼ(ALT)活性と肝臓のマロンジアルデヒド(MDA)濃度,0.45及び0.9g/m3 1,2-DCE曝露群のミクロソームCYP2E1の蛋白質発現と活性は対照群よりも有意に増加した。逆に0.45及び0.9g/m3 1,2-DCE曝露群の肝臓の非蛋白質性スルホヒドリル(NPSH)濃度並びに0.9g/m3 1,2-DCE曝露群のSOD活性は有意に減少した。2部では,低用量及び高用量の治療介入群のミクロソームCYP2E1の蛋白質発現と活性は1,2-DCE中毒群よりも有意に低下した。CYP2E1の変化に伴い肝臓MDA濃度と血清ALT活性は低下し,逆に高用量治療介入群の肝臓のNPSH濃度とSOD活性は有意に増加した。以上まとめると,これらの結果は,1,2-DCEはCYP2E1の蛋白質発現と酵素活性を増加させてそれが肝臓の酸化障害をもたらすことを示唆しており,これが1,2-DCE誘発性の肝障害の重要な機構である。Copyright 2017 Wiley Publishing Japan K.K. All Rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
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分類 (4件):
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肝臓  ,  有機化合物の毒性  ,  遺伝子発現  ,  外来物質の代謝と生体内変換 
タイトルに関連する用語 (4件):
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