文献

J-GLOBAL ID：201602287077110253   整理番号：16A0923875

閉殻原子系に対する2次Moeller-Plesset相関エネルギーの(N,Z)依存性

On the (N, Z) dependence of the second-order Moller-Plesset correlation energies for closed-shell atomic systems

著者 (3件)： Slupski R. (Computing Centre, Nicolaus Copernicus University, Plac Rapackiego 1, PL-87-100 Torun, Poland) ,  Jankowski K. (Institute of Physics, Faculty of Physics, Astronomy and Informatics, Nicolaus Copernicus University, Grudziadzka 5, PL-87-100 Torun, Poland) ,  Flores J. R. (Departmento de Quimica Fisica, Facultad de Quimica, Universidad de Vigo, E-36310 Vigo, Spain)
資料名： Journal of Chemical Physics  (Journal of Chemical Physics)
巻： 145  号： 10  ページ： 104308-104308-7  発行年： 2016年09月14日 
JST資料番号： C0275A  ISSN： 0021-9606  CODEN： JCPSA6  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： はじめて3d¹⁰電子配位と,結果的に,閉じたM殻を含む閉殻系を現すCu⁺等電子系列(N=28)のいくつかのメンバーに対して,変分摂動法と有限要素法を用いて計算した精確なMoeller-Plesset(MP2)相関エネルギーを与えた。Cu⁺,Zn²⁺,Ge⁴⁺,Kr⁸⁺,Sr¹⁰⁺,およびCd²⁰⁺に対して全MP2エネルギーもそれらの内殻成分と外殻成分も報告した。これらのイオンに対して,全MP2エネルギーのZ依存性がAr様系列のメンバーに対するものよりも著しく低いことを見出した。この事実の起源は,MP2エネルギーに寄与する外殻と内殻のレベルで行った詳細な解析により合理的に説明した。はじめて閉殻原子系に対するMP2エネルギーの(N,Z)特性についてより一般的な情報を得るため,Cu⁺様の系のZ依存性を他の等電子系列に対して計算したMP2エネルギーと比較した。それぞれ完全に閉じた殻を持つK,KL,およびKLM電子構造を持つ原子からなるHe,Ne,およびCu⁺様系列に対して弱いZ依存性を見出した。順に,Be,Mg,およびAr系列に対して,Z依存性がかなり強くなる。(翻訳著者抄録)

シソーラス用語： *閉殻系 ,  *等電子系列 ,  *MP2法 ,  電子配置 ,  変分摂動論 ,  有限要素法 ,  金属イオン ,  *相関エネルギー ,  銅化合物 ,  亜鉛化合物 ,  ゲルマニウム ,  クリプトン ,  ストロンチウム化合物 ,  *原子番号 ,  電子構造 ,  依存性
準シソーラス用語： 電子配位 ,  変分摂動法 ,  銅イオン ,  亜鉛イオン ,  ストロンチウムイオン

分類 (2件)： 原子の電子構造  (BH02010V) ,  物理化学一般  (CB01010X)

タイトルに関連する用語 (3件)： 原子 ,  相関エネルギー ,  依存性