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J-GLOBAL ID:201602290723163227   整理番号:16A1068532

組換大腸菌においてシャペロンの同時発現を伴う可溶性ジフテリア毒素変異体(CRM197)の高レベル蓄積

High level accumulation of soluble diphtheria toxin mutant (CRM197) with co-expression of chaperones in recombinant Escherichia coli
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巻: 100  号: 14  ページ: 6319-6330  発行年: 2016年07月 
JST資料番号: H0764A  ISSN: 0175-7598  CODEN: EJABDD  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: ドイツ (DEU)  言語: 英語 (EN)
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CRM197は多くの共役ワクチンに使われるジフテリア毒素変異体である。pET32aベクターにより与えられる全てのタグを含有する融合CRM197(fCRM197)は,低温培養と組み合わせて,大腸菌の同時発現シャペロン蛋白質を,可溶性蛋白質として産生した。トリガー因子(Tf)は,fCRM197発現が25°C,12時間で誘導された時,他のシャペロンより大量に可溶性fCRM197(150.69±8.95μg/mL)形成を増強した。しかし,培養の延長はfCRM197蓄積の漸進的な低下をもたらした。対照的に,15°C,Tfの有無下において,fCRM197は,48時間で最大レベルを蓄積した(それぞれ,153.70±13.14μg/mL,150.07±8.13μg/mL)。透過型電子顕微鏡法(TEM)により,封入体蛋白質の形成及び細胞溶解は,15°Cで増殖した培養中で減少した。fCRM197が25°Cで誘導された時,細胞生存率は,Tf無し培養と比べ,Tf発現細胞中で実質的に低下した。Tf発現細胞の生存率は,15°C培養の時増強された。精製fCRM197及びCRM197はともに37°Cで,λDNAを消化した(それぞれ,92.78,97.45%)。fCRM197及びCRM197の消化効率は25°C(それぞれ,80.80,62.73%)及び15°C(それぞれ,7.34,24.79%)で低下した。以上の結果は,ヌクレアーゼ活性,細胞溶解増強及び細胞生存率低下は,培養及び誘導時間が25°Cにおいて延期された時,fCRM197収率の低下の知見と一致した。本研究は,異種宿主として大腸菌を使用した時,可溶性fCRM197の高レベル生産のための手順を提供した。Copyright 2016 Springer-Verlag Berlin Heidelberg Translated from English into Japanese by JST.
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分類 (4件):
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蛋白質・ペプチド一般  ,  微生物の生化学  ,  分子遺伝学一般  ,  微生物代謝産物の生産 

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