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J-GLOBAL ID:201602290796981091   整理番号:16A1260786

熱帯性内生菌Diaporthe sp.F2934の化学成分とそれらの抗菌活性

Chemical constituents and their antibacterial activity from the tropical endophytic fungus Diaporthe sp. F2934
著者 (9件):
資料名:
巻: 120  号:ページ: 1501-1508  発行年: 2016年06月 
JST資料番号: A0635A  ISSN: 1364-5072  CODEN: JAMIFK  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: イギリス (GBR)  言語: 英語 (EN)
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目的:麦芽エキス寒天培地で培養した内生菌Diaporthe sp.F2934が産生する化合物の抗菌活性の単離,特徴化と決定をした。方法と結果:麦芽エキス寒天を含むペトリ皿中で25°C,15日間無菌培養した。粗抽出物を,酢酸エチルと超音波処理を用いて菌糸体から得て,典型的クロマトグラフィーとHPLCを用いて分画した。HMQC,HMBCとCOSYを含むNMR実験により,ホモシンとクロマノンの構造を確定した。それらの分子式を,ESI-TOFMSにより決定した。以下の6化合物を得た:1.4H-1-ベンゾピラ-4-オン-2,3-ジヒドロ-5-ヒドロキシ-2,8-ジメチル,2.4H-1-ベンゾピラン-4-オン-2,3-ジヒドロ-5-ヒドロキシ-8-(ヒドロキシルメチル)-2-メチル,3.4H-1-ベンゾピラ-4-オン-2,3-ジヒドロ-5-メトキシル-2,8-ジメチル,4.ホスホンA,5.ホスホンDと6.ホスホンC。単離した化合物1,2と5は,15の微生物に対して不活性であったが,ホスホンAとCは多様なグラム陰性細菌とグラム陽性細菌に対して活性であった。結論:新規クロマノンと既知のホモシン群を,Diaporthe属(Diaporthe sp.F2934)から単離した。内生菌,特にDiaporthe属が産生する広い化学的多様性を確認した。さらに,ホスホンAとCは,新規抗生物質の開発を導くために使用可能な抗菌剤とみなすことができた。研究の意義と影響:系統発生解析は,Diaporthe sp. F2934をDiaporthe cynaroidisクレードの姉妹種として位置付けた。Diaporthe sp.F2934から得た粗抽出物を用いて,3つのクロマノンを初めて単離し,同定した。この抽出物から,ホスホンA,CとDのホスホンも精製した。黄色ぶどう球菌に関して,ホスホンAの阻害ゾーン直径は,標準的薬物バンコマイシンよりも20%高かった。記載した培養により,Diaporthe sp.F2934は新規な抗菌性化合物を産生した。Copyright 2017 Wiley Publishing Japan K.K. All Rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
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分類 (2件):
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代謝と栄養  ,  病原体に作用する抗生物質の基礎研究 
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