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J-GLOBAL ID：201702210114100263   整理番号：17A0377258

植物栽培における重力環境制御の試み

著者 (4件)： 唐原一郎 (富山大 大学院理工学研究部) ,  玉置大介 (富山大 大学院理工学研究部) ,  久米篤 (九大 大学院農学研究院) ,  蒲池浩之 (富山大 大学院理工学研究部)
資料名： アグリバイオ  (Agricultural Biotechnology)
巻： 1  号： 3  ページ： 261-264  発行年： 2017年03月20日 
JST資料番号： F1907A  ISSN： 2432-5511  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： ヒトが宇宙空間で長期的に滞在するためには食物の自給が必要である。植物は重力によって屈性が変化する。著者らはシロイヌナズナに過重力刺激を与えて,植物成長とリグニンおよび二次細胞壁の形成に与える影響を調べた。その結果,このような刺激を与えた植物の茎は太くて短くなり,リグニンの含量が多くなった。また,細胞壁の形成は遺伝子レベルで調節されていた。国際宇宙ステーションにおける微小重力下では,茎の成長が促進されることが判明した。無種子植物のコケであるヒメツリガネゴケの成長に対する重力の影響も調べた。その結果,低過重力条件におけるバイオマスの増加には,光合成の増加が関与することが判明した。

シソーラス用語： 植物成長 ,  *栽培 ,  宇宙空間 ,  Arabidopsis thaliana ,  リグニン ,  細胞壁 ,  遺伝的調節 ,  セン類 ,  バイオマス ,  光合成 ,  環境管理 ,  植物工場 ,  *微小重力 ,  *宇宙ステーション
準シソーラス用語： ヒメツリガネゴケ ,  過重力 ,  環境制御 ,  国際宇宙ステーション ,  自給自足

分類 (2件)： 植物に対する影響  (EE04030Z) ,  研究開発  (DA01040C)

タイトルに関連する用語 (4件)： 植物栽培 ,  重力 ,  環境制御 ,  試み