文献

J-GLOBAL ID：201702210755148125   整理番号：17A0765304

水田土壌における微生物活動とコミュニティDNAに及ぼすカドミウムとブタクロルの併用効果【Powered by NICT】

Combined Effects of Cadmium and Butachlor on Microbial Activities and Community DNA in a Paddy Soil

著者 (4件)： Jin-hua Wang (College of Resources & Environment, Shandong Agricultural University, Tai’an ...) ,  Hui Ding (Department of Environment and Resource, College of Agriculture and Biology, Shanghai Jiao Tong University, Shanghai...) ,  Yi-Tong Lu (Department of Environment and Resource, College of Agriculture and Biology, Shanghai Jiao Tong University, Shanghai...) ,  Guo-Qing Shen (Department of Environment and Resource, College of Agriculture and Biology, Shanghai Jiao Tong University, Shanghai...)
資料名： Pedosphere  (Pedosphere)
巻： 19  号： 5  ページ： 623-630  発行年： 2009年10月 
JST資料番号： W1490A  ISSN： 1002-0160  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 中国 (CHN)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 頻繁な土壌Cd汚染と中国におけるブタクロールの広範な利用のために,土壌微生物への複合毒性を評価する必要がある。水田土壌の酵素活性と微生物群集構造に及ぼすカドミウム(Cd,10mg/kg( 1)土壌)と除草剤ブタクロール(10,50および100mg/kg( 1)土壌)の併用効果は,従来の酵素アッセイとランダム増幅多型DNA(RAPD)分析を用いて評価した。結果は,ウレアーゼ及びホスファターゼ活性は有意に高いブタクロール濃度(100mg/kg( 1)土壌)により低下することを示した。Cd添加とブタクロールの濃度は比が1:10であったとき,ウレアーゼ及びホスファターゼ活性は有意に減少した酵素活性は,1:5の比,土壌のウレアーゼおよびホスファターゼ活性に及ぼすCdおよびブタクロールの複合効果は,それら添加濃度比に大きく依存することを示したが大幅に改善された。対照土壌と比較して,ランダム増幅多型DNA(RAPD)分析は,元のバンドの消失と新しいバンドの出現を示した。ランダム増幅多型DNAフィンガープリントは対照と処理した土壌試料の間に大きな違いを示唆し,増幅されたDNA断片の数とサイズの明瞭な変化を示した。高濃度ブタクロールの添加,Cdとブタクロールの複合影響は,微生物群集の多様性に有意に影響した。土壌酵素パラメータのような他のバイオマーカーと関連してRAPD分析は強力な生態毒性ツールを証明するであろう。RAPDパターンと酵素活性間の明確な関係を理解するために実施すべきである。Data from the ScienceChina, LCAS. Translated by JST【Powered by NICT】

シソーラス用語： 酵素活性度 ,  *DNA【核酸】 ,  RAPD法 ,  *水田土 ,  *カドミウム ,  ウレアーゼ ,  土壌微生物 ,  除草剤 ,  *併用効果 ,  土壌酵素 ,  ホスファターゼ ,  中華人民共和国 ,  バイオマーカー ,  エーテル ,  芳香族アミン ,  脂肪族塩素化合物 ,  カルボアミド
準シソーラス用語： 微生物群集構造 , 【Automatic Indexing@JST】

著者キーワード (5件)： バイオマーカー ,  微生物群集の多様性 ,  phosphatase ,  ランダム増幅多型DNA解析 ,  ウレアーゼ

分類 (1件)： 土壌生物  (FB04050N)

物質索引 (1件)： ブタクロール

タイトルに関連する用語 (7件)： 水田土壌 ,  微生物活動 ,  コミュニティ ,  DNA ,  カドミウム ,  ブタクロル ,  併用効果