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J-GLOBAL ID：201702211142222800   整理番号：17A0687827

ヒノキの樹液流動の日変化パタンにおける垂直変異と幹貯留水

著者 (5件)： 東若菜 (京大 フィールド科学教育研究セ) ,  鶴田健二 (京大) ,  吉村謙一 (京大) ,  勝山正則 (京大 学際融合教育研究推進セ) ,  小杉緑子 (京大)
資料名： 樹木医学研究  (Tree and Forest Health)
巻： 21  号： 2  ページ： 81-82  発行年： 2017年04月30日 
JST資料番号： L4308A  ISSN： 1344-0268  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 短報  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 樹木体内の樹液流動は,一般的に幹の胸高付近で計測され,葉の蒸散と流動開始が一致するはずである。しかし,幹の上下でタイムラグがあり,それは樹体内の貯留水として評価されている。そこで,ヒノキの幹各部における樹液流動の日変化を比較して樹体内貯留水の有無を明らかにし,更に樹齢の異なる樹木間におけるパタン比較から加齢の影響についても調べた。この結果,貯留水の関与が示唆され,それは加齢により変化することが分かった。

シソーラス用語： *ヒノキ ,  *植物生理 ,  日変化 ,  *変位 ,  蒸散 ,  季節的変動 ,  遅れ ,  水収支 ,  *症状
準シソーラス用語： タイムラグ ,  季節変動 ,  *樹液流動 ,  樹体 ,  蒸散作用 ,  *垂直変位 ,  *水分貯留

分類 (1件)： 植物生理学一般  (EH02010Y)

引用文献 (5件)：

• 上田正文・柴田叡弌(2002)「ひずみゲージ法」によって測定した樹木の幹・枝部の直径日変化と水分状態.樹木医学研究 6:75-84
• Granier A (1987) Evaluation of transpiration in a Douglas-fir stand by means of sap flow measurements. Tree Physiology 3 (4) : 309-320
• Tyree MT, Ewers FW (1991) The hydraulic architecture of trees and other woody plants. New Phytologist 119 : 345-360
• Meinzer FC, James SA, Goldstein G (2004) Dynamics of transpiration, sap flow and use of stored water in tropical forest canopy trees. Tree Physiology 24 : 901-909
• Phillips NG, Ryan MG, Bond BJ, McDowell NG, Hinckley TM, Cermak J (2003) Reliance on stored water increases with tree size in three species in the Pacific Northwest. Tree Physiology 23 : 237-245

タイトルに関連する用語 (9件)： ヒノキ ,  樹液流動 ,  日変化 ,  パタン ,  垂直 ,  変異 ,  幹 ,  貯留 ,  水