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J-GLOBAL ID：201702212529384135   整理番号：17A0777193

コバルト系触媒を用いたFischer-Tropsch 合成における炭化水素製造 -ケロシン収率および炭素物質収支の検討-

Production of Hydrocarbons in Fischer-Tropsch Synthesis with Cobalt-based Catalyst: Investigations of Primary Kerosene Yield and Carbon Mass Balance

著者 (6件)： 隈部和弘 (岐阜大学大学院工学研究科環境エネルギーシステム専攻) ,  金森雄一郎 (岐阜大学大学院工学研究科環境エネルギーシステム専攻) ,  HAN Li-Ming (岐阜大学大学院工学研究科環境エネルギーシステム専攻) ,  守富寛 (岐阜大学大学院工学研究科環境エネルギーシステム専攻) ,  神原信志 (岐阜大学大学院工学研究科環境エネルギーシステム専攻) ,  長谷川達也 (名古屋大学未来材料・システム研究所システム創成部門)
資料名： Journal of the Japan Institute of Energy (Web)  (Journal of the Japan Institute of Energy (Web))
巻： 96  号： 4  ページ： 121-127(J-STAGE)  発行年： 2017年 
JST資料番号： U1021A  ISSN： 1882-6121  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 代替航空燃料(ケロシン相当の炭化水素)製造を目的として,34 vol% H₂,16 vol% CO,50 vol% N₂の合成ガスおよびコバルト系触媒を用いたフィッシャー・トロプシュ(FT)合成を温度230°C,圧力3.0 MPaでダウンドラフト連続ガス流通型固定層反応器を用いて5時間行い,触媒空間速度(W/F)およびキレート剤のケロシン収率および炭素物質収支への影響を検討した。炭素数6以上の炭化水素において,COの炭素数11-14(ケロシン相当)の炭化水素への選択率は2番目に高く,ガソリン相当の炭素数6-10の炭化水素への選択率がもっとも高かった。ケロシン収率が最大となったのはW/F が9 g h/molの場合であった。触媒にキレート剤を添加すると,CO₂への選択率が減少した。CyDTAキレート剤を触媒に添加した場合,COの炭素数11-14(ケロシン相当)の炭化水素への選択率が最大となった。(著者抄録)

シソーラス用語： コバルト化合物 ,  *遷移金属触媒 ,  *Fischer-Tropsch合成 ,  燃料 ,  *航空燃料 ,  *代替燃料 ,  灯油 ,  *合成ガス ,  *固定層反応器 ,  流通反応器 ,  空間速度 ,  最適条件 ,  一酸化炭素 ,  *プロセス解析 ,  *触媒調製 ,  *キレート剤 ,  *添加物効果 ,  *触媒活性 ,  *収率 ,  *比率 ,  水素 ,  気体 ,  生成物分布 ,  物質収支 ,  性能評価 ,  キャラクタリゼーション ,  統計解析 ,  試験
準シソーラス用語： コバルト触媒 ,  炭化水素燃料 ,  *石油代替燃料 ,  ケロシン ,  *選択率 ,  窒素ガス ,  水素ガス ,  相関解析 ,  実験室実験

著者キーワード (5件)： Fischer-Tropsch synthesis ,  Cobalt-based catalyst ,  Kerosene ,  Alternative aviation fuel ,  Chelator

分類 (3件)： 不均一系触媒反応  (CB06100E) ,  各種有機化合物の製造  (YD02000V) ,  液体燃料工業  (YE03000F)

引用文献 (50件)：

• 1) Japan Aircraft Development Corporation Ed., Worldwide Market Forecast 2016-2035, (2016):日本航空機開発協会編,民間輸送機に関する市場予測2016-2035,(2016)
• 2) BP p.l.c Ed., BP Statistical Review of World Energy June 2016, (2016)
• 3) Japan Petroleum Energy Center (JPEC) Ed., Aspect of effort to address aviation biofuel by aviation field (1), 2015 9th JPEC Report, (2015):石油エネルギー技術センター編,航空業界の再生可能ジェット燃料への取組状況(1),2015年度第9回JPECレポート,(2015)
• 4) Japan Petroleum Energy Center (JPEC) Ed., Aspect of effort to address aviation biofuel by aviation field (2), 2015 10th JPEC Report, (2015):石油エネルギー技術センター編,航空業界の再生可能ジェット燃料への取組状況(2),2015年度第10回JPECレポート,(2015)
• 5) Ministry of Defense Ed., Aviation turbine fuel, Defense Specification (DSP) K2206F:防衛省編,航空タービン燃料,防衛省仕様書K2206F,(2015)

タイトルに関連する用語 (7件)： コバルト ,  触媒 ,  炭化水素 ,  ケロシン ,  収率 ,  炭素 ,  物質収支