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J-GLOBAL ID：201702212863386822   整理番号：17A0236908

1,4-ベンゼンジチオールの表面増強Raman散乱への分子-金属界面の影響

Effect of the Molecule-Metal Interface on the Surface-Enhanced Raman Scattering of 1,4-Benzenedithiol

著者 (6件)： SUZUKI Sho (Tokyo Inst. of Technol., Tokyo, JPN) ,  KANEKO Satoshi (Tokyo Inst. of Technol., Tokyo, JPN) ,  FUJII Shintaro (Tokyo Inst. of Technol., Tokyo, JPN) ,  MARQUES-GONZALEZ Santiago (Tokyo Inst. of Technol., Tokyo, JPN) ,  NISHINO Tomoaki (Tokyo Inst. of Technol., Tokyo, JPN) ,  KIGUCHI Manabu (Tokyo Inst. of Technol., Tokyo, JPN)
資料名： Journal of Physical Chemistry C  (Journal of Physical Chemistry C)
巻： 120  号： 2  ページ： 1038-1042  発行年： 2016年01月21日 
JST資料番号： W1877A  ISSN： 1932-7447  CODEN： JPCCCK  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 粗い金基板表面上の1,4-ベンゼンジチオールの自己組織化単分子層(BDT-SAM,A)および平坦なAu(111)上のBDT-SAMに金ナノ粒子を固定した複合体(B)の表面増強Raman散乱(SERS)について調べた。BDTは,Aでは1個のSH基で金基板に,Bでは2個のSH基が金基板とナノ粒子にそれぞれ結合していること,いずれの場合も吸着したBDTのSERSスペクトルにはバルクにはないb₂振動ピークが観測されること,b₂ピーク強度はBの方が大きいこと,振動エネルギーはバルク<A<Bの順で増加すること,ブリージングやC=C伸縮振動モードに対応するピークがレッドシフトすること,4-アミノベンゼンでも同様な結果が得られることなどが分かった。スペクトルの変化はBDTのHOMOから金への電荷移動に由来すると推定した。

シソーラス用語： *表面増強Raman散乱 ,  *単分子層 ,  基準モード ,  伸縮振動【分子】 ,  赤方偏移 ,  HOMO ,  電荷移動 ,  振動エネルギー ,  金 ,  *基板 ,  *ナノ粒子 ,  芳香族アミン ,  第一アミン
準シソーラス用語： ブリージングモード ,  レッドシフト ,  *金ナノ粒子 ,  *金属基板 ,  *自己組織化単分子層

分類 (2件)： 有機化合物の赤外スペクトル及びRaman散乱,Ramanスペクトル  (BM08064T) ,  芳香族単環チオール  (CF05110U)

物質索引 (2件)： 1,4-ベンゼンジチオール ,  4-アミノベンゼン

タイトルに関連する用語 (5件)： ベンゼン ,  ジチオール ,  表面増強Raman散乱 ,  分子 ,  界面