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J-GLOBAL ID:201702212869166997   整理番号:17A0015941

Mw7.0の2016年4月16日熊本(日本)地震に関連した滑りで分割された地表破壊

Slip-partitioned surface ruptures for the Mw 7.0 16 April 2016 Kumamoto, Japan, earthquake
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資料名:
巻: 68  号: Nov  ページ: 68:188 (WEB ONLY)  発行年: 2016年11月 
JST資料番号: U0519A  ISSN: 1880-5981  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: ドイツ (DEU)  言語: 英語 (EN)
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2016年4月16日のMw=7.0熊本地震の際に,過去に地図化された布田川および北部日奈久断層に沿って,東北東方向約30km長の地表破壊が発生した。これには,過去には知られていなかった九州中部の阿蘇カルデラ内の5km長の断層が含まれる。破砕帯は,主に最大2mの地震滑りを有する右横ずれ断面で構成されている。現場で観測された特筆すべき特徴の1つは,布田川断層から1.2~2km南方に位置しそれと準平行となっている,過去に地図化された出ノ口断層に沿い,北西方向に下降する約10km長の分割された正断層崖である。出ノ口断層の最大垂直変位量は約2mであり,走向移動破壊時の最大滑りにほぼ等しい。2016年破壊の位置と滑り運動は,InSAR画像におけるインターフェログラムの干渉縞補正としても現れる。地中断層滑りの測地的および地震的逆変換を用い,北西へ下降する地下断層で傾斜運動が発生し,滑りが地表で走向移動断層と通常の断層崖に分割される基本構造モデルを提示する。単純な転位モデルは,純粋な走向移動断層と正断層への分岐が,表面近傍のの最適に配向された欠陥のために起こり得ることを示す。詳細な地質観測や地球物理学的モデルにより,熊本のケースは,世界で2番目に大きな滑り分割地震と言えよう。これは,規模および深さに依存する応力の異質性への重要な洞察と,複雑で広範な多数の断層の絡み合いおける地震危険度の適切な評価に関する意味合いを提供する。(翻訳著者抄録)
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分類 (1件):
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地質構造・テクトニクス 
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