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J-GLOBAL ID：201702214425645897   整理番号：17A0372891

ガランギンはピンポン機構によるキサンチンオキシダーゼを競合的に阻害する【Powered by NICT】

Galangin competitively inhibits xanthine oxidase by a ping-pong mechanism

著者 (4件)： Zhang Cen (State Key Laboratory of Food Science and Technology, Nanchang University, Nanchang 330047, China) ,  Zhang Guowen (State Key Laboratory of Food Science and Technology, Nanchang University, Nanchang 330047, China) ,  Pan Junhui (State Key Laboratory of Food Science and Technology, Nanchang University, Nanchang 330047, China) ,  Gong Deming (School of Biological Sciences, The University of Auckland, Auckland 1142, New Zealand)
資料名： Food Research International  (Food Research International)
巻： 89  号： P1  ページ： 152-160  発行年： 2016年 
JST資料番号： D0633A  ISSN： 0963-9969  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： イギリス (GBR)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： ガランギンは強力な生物活性を持つ植物から単離された天然フラボノールである。ガランギンは酵素触媒反応における超酸化物ラジカル(O_2~ )の生成と競合的にキサンチンオキシダーゼ(XOD)活性を有意に阻害したが,ガランギンは1,1-ジフェニル-2-ピクリルヒドラジル(DPPH)及びO_2~ ラジカルに有意な消去活性を示した。これらの結果は,ガランギンによるO_2~ ラジカル生成の阻害は,ピンポン機構による尿酸形成の競合的阻害に起因する可能性があることを示した。XODは298Kで結合定数3.60×10~4Lmol~ 1のガランギンの1つの高親和性結合部位を有していた。水素結合と疎水性相互作用が負のエンタルピーと正のエントロピー変化のために結合プロセスを支配した。XODにガランギンの結合はα-ヘリックスとランダムコイル含有量の増加とXODのβ-シート及びβ-ターン含有量の減少を誘導した。さらに分子ドッキング研究はガランギンが競合的にモリブデン原子(Mo)領域にある部位に結合し,基質キサンチンの入口を避けるために触媒中心を占め,XOD活性の阻害をもたらすことを検証した。これらの知見は,XODに対するガランギンの二基質速度論と痛風と酸化的損傷の治療におけるガランギンの機能的研究のための有用な情報への新しい洞察を提供した。Copyright 2017 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【Powered by NICT】

シソーラス用語： ラジカル ,  基質 ,  結合部位 ,  生物活性 ,  エントロピー ,  水素結合 ,  結合定数 ,  速度論 ,  疎水性相互作用 ,  親和性 ,  *キサンチンオキシダーゼ ,  窒素複素環化合物 ,  ウレア化合物 ,  ヒドロキシ化合物 ,  酸素複素環化合物 ,  多価フェノール ,  フラボノイド ,  芳香族縮合化合物 ,  ヒドロキシケトン
準シソーラス用語： 分子ドッキング , 【Automatic Indexing@JST】

著者キーワード (4件)： ガランギン ,  キサンチンオキシダーゼ ,  ピンポン機構 ,  分子シミュレーション

分類 (1件)： 食品の化学・栄養価  (FJ01020J)

物質索引 (3件)： キサンチン ,  尿酸 ,  ガランギン

タイトルに関連する用語 (5件)： ガランギン ,  ピンポン ,  キサンチンオキシダーゼ ,  競合 ,  阻害