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J-GLOBAL ID:201702215098168791   整理番号:17A0483921

天然資源に依存しない持続的な養殖生産技術の開発-ブリ類人工稚魚の低コスト・早期供給技術の開発-第2編 ブリ早期種苗を安定的に供給する技術の開発 第1章 早期種苗の健全生産に向けた飼育技術の開発 1 早期種苗の健全生産に向けた飼育技術の開発(1)早期種苗の健全生産に向けた飼育技術の開発

著者 (12件):
資料名:
号: 569  ページ: 24-34  発行年: 2017年03月31日 
JST資料番号: S0070A  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
抄録/ポイント:
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(ア)10月下旬から12月上旬に得られた受精卵を用い,60kLの大型コンクリート水槽で11回の種苗生産試験を実施した結果,30mmサイズでの平均生残率は20.7(5.5~41.0)%,1回次当たりの生産尾数は30mmサイズで12.0(3.2~25.7)万尾であった。初期(10日齢まで)の飼育結果と取り上げ時の生残率に正の相関が認められた。また,生残率と開鰾率,目視選別による正常魚の割合においても正の相関が認められ,ブリの種苗生産の結果は初期の飼育が左右していることが明らかとなった。(イ)仔魚の初期の生残は卵質に左右されている可能性が示唆された。(ウ)30mm以降の飼育では,単位収容重量が5kg/kLを超えると,酸素通気を行っていても給餌後の急激な溶存酸素量低下に伴う酸欠死亡のリスクが高まることが明らかとなった。また,飼育水中の非解離アンモニア濃度が0.05mg/L以上になると,摂餌不良が起こることが明らかとなった。(エ)種苗生産経費のうち,加温経費は30mmまでの飼育では約30%,30mm以降では約60%を占めており,低コストでの種苗を生産するには加温費の削減が鍵になることが明らかとなった。(著者抄録)
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分類 (2件):
分類
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魚類  ,  増養殖の技術 
引用文献 (10件):
  • 藤本宏・山崎英樹・塩澤聡・崎山一孝・高橋誠・山本義久(2006)II種苗生産.ブリの種苗生産技術開発.水産総合研究センター.横浜.5-52.
  • 塩澤聡(2006)II-1-(5)選別.ブリの種苗生産技術開発.水産総合研究センター.横浜.58-59.
  • 高橋誠(2006)III-4-(4)種苗の健全性.ブリの種苗生産技術開発.水産総合研究センター.横浜.58-59.
  • 山崎英樹(2006)給餌方法と給餌量.ブリの種苗生産技術開発.水産総合研究センター.横浜.59-60.
  • 李培翼(1994)ブリ初期発育に関する形態学的・生化学的研究.博士論文,東京水産大学,東京,2000.
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