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J-GLOBAL ID:201702215445088022   整理番号:17A0156111

ドクダミ(Houttuynia cordata)抽出物の口腔感染症に対する予防効果

Preventive Effects of Houttuynia cordata Extract for Oral Infectious Diseases
著者 (9件):
資料名:
巻: 2016  号: Infectious Diseases  ページ: ROMBUNNO.2581876 (WEB ONLY)  発行年: 2016年 
JST資料番号: U7008A  ISSN: 2314-6133  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: アメリカ合衆国 (USA)  言語: 英語 (EN)
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Hauttuynia cordata(HC)(ドクダミ科)は,内外疾患の伝統的な薬として,そして健康管理のためのハーブティーとして日本で使用されてきた。近年の調査により,HCの青葉を蒸し焼きにして調製したHCパップ剤(HCP)が,高い有効性で化膿性皮膚疾患の治療に頻繁に使用されていることが明らかになった。また,著者らの実験研究は,HCP(eHCP)のエタノール抽出物が化膿性皮膚疾患を引き起こす黄色ブドウ球菌(S. aureus)に対して抗菌性,抗膜性および抗炎症性効果を持つことを実証した。本研究では,歯周疾患やう蝕などの口腔感染症に対するHCPの新規効果に着目した。著者らは,重要な口腔病原体に対するHCPエタノール抽出物(wHCP)の水溶液の抗菌および抗膜効果を決定し,ヒト口腔上皮細胞におけるその細胞毒性と抗炎症効果を調べた。wHCPはいくつかの口腔微生物に対して中程度の抗菌効果を示し,フソバクテリウム・ヌクレアタム(Fusobacterium nucleatum),ストレプトコッカス・ミュータンス(Streptococcus mutans)およびカンジダ・アルビカンス(Candida albicans)に対して絶大な抗菌効果を示した。さらに,wHCPは細胞毒性効果を持たず,ポルフィロモナス・ジンジバリス(Porphyromonas gingivalis)のリポ多糖に刺激されたヒト口腔ケラチノサイトによるインターロイキン-8およびCCL-20産生物を阻害することができた。著者らの知見は,wHCPが口内管理の口腔洗浄薬として口腔感染症を予防するのに臨床的に有用であり得ることを示唆している。(翻訳著者抄録)
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分類 (1件):
分類
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生薬の薬理の基礎研究 
タイトルに関連する用語 (4件):
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