抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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スギ大径木からの心去り平角生産を想定し,これに対応可能な蒸気・高周波複合乾燥条件を明らかにするための検討を行っている。これまでに,繊維方向約90cmの試験体による乾燥試験を行い,スギ心去り平角に対して蒸気・高周波複合乾燥を行った場合,中温乾燥や高温セット乾燥に比べて乾燥日数が短く,高周波加熱によって大きな乾燥速度を与えられることが明らかとなっている。そこで本研究では,長さ約400cmのスギ心去り平角を対象に同様の試験を行い,先に得られた高周波加熱効果が実大長さの被乾燥材においても同様に見られるか否かを調べた。結果,スギ心去り平角の乾燥に高周波加熱を用いることによって乾燥時間を大幅に短縮できることが実大材においても確認できた。その一方で,表面割れ,曲がりおよび縦反りの発生が見られ,これらの問題に対応するための検討が必要と考えられた。(著者抄録)