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J-GLOBAL ID：201702218051358616   整理番号：17A0758829

亜塩素酸ナトリウムは抗酸化系を阻害する反応性酸素種の産生を増加させ,ヒト赤血球における形態学的変化を引き起こす【Powered by NICT】

Sodium chlorite increases production of reactive oxygen species that impair the antioxidant system and cause morphological changes in human erythrocytes

著者 (2件)： Ali Shaikh Nisar (Department of Biochemistry, Faculty of Life Sciences, Aligarh Muslim University, Aligarh, 202002, Uttar Pradesh, India) ,  Mahmood Riaz (Department of Biochemistry, Faculty of Life Sciences, Aligarh Muslim University, Aligarh, 202002, Uttar Pradesh, India)
資料名： Environmental Toxicology  (Environmental Toxicology)
巻： 32  号： 4  ページ： 1343-1353  発行年： 2017年 
JST資料番号： E0287C  ISSN： 1520-4081  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 亜塩素酸ナトリウム(NaClO_2)は繊維,パルプ,紙の漂白とストリッピングのための二酸化塩素の生産に使用されている。も都市水処理における消毒剤として治療リンスおよびゲル中の成分として使用されている。ヒト赤血球に対するNaClO_2の影響をin vitro条件で調べた。37°Cで30分間NaClO_2(0.1 2.0 mM)による赤血球の5%懸濁液の培養は,著明な細胞溶解(1.2 3.8倍)をもたらし,それらの浸透圧脆弱性を増加させた。いくつかのパラメータをNaClO_2~処理および未処理(対照)赤血球から調製した細胞溶解物で分析した。対照と比較して,NaClO_2への曝露は総スルフヒドリル( 5~ 61%),およびグルタチオンレベル( 7~ 86%)の減少とともに蛋白質酸化(1.1 8.07倍),脂質過酸化(1.08 4.95倍)を有意に増加させた。メトヘモグロビン含有量は著しく増加し,5 52倍であったが,メトヘモグロビンレダクターゼ活性はNaClO_2処理により減少した( 17~ 93%)。NaClO_2は反応性酸素種の生成を増強した3 21倍と赤血球の金属還元とフリーラジカルクエンチング能力を低下させた。も一酸化窒素レベル(2.7 15.4倍)ニトロソ化ストレスの発生を示すの増加を引き起こした。主要酸化防止剤と膜結合酵素の活性は有意に変化した。,円板状赤血球からの棘状赤血球,肉眼的形態学的変化を電子顕微鏡下でNaClO_2~処理赤血球で見られた。これらの結果は,NaClO_2はヒト赤血球における酸化ストレスを誘導し,膜を損傷し,細胞の抗酸化防御系を損傷することを示した。酸化的損傷は赤血球老化をもたらす血液における赤血球の寿命を短縮する。Copyright 2017 Wiley Publishing Japan K.K. All Rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【Powered by NICT】

シソーラス用語： メトヘモグロビン ,  ゲル ,  殺菌薬 ,  *ヒト ,  in vitro実験 ,  酸化防止剤 ,  治療法 ,  *赤血球 ,  懸濁液 ,  酵素 ,  脂質過酸化 ,  *モルフォロジー ,  酸化ストレス ,  一酸化窒素 ,  *活性酸素

著者キーワード (5件)： 赤血球 ,  緑泥石 ,  活性酸素種 ,  メトヘモグロビン ,  酸化ストレス

分類 (1件)： 動物に対する影響  (EE05040R)

タイトルに関連する用語 (7件)： 亜塩素酸ナトリウム ,  抗酸化系 ,  阻害 ,  反応性酸素種 ,  ヒト ,  赤血球 ,  形態学