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J-GLOBAL ID：201702218342834505   整理番号：17A0254060

最近の建築を取り巻く状況 裏当て金の材質が完全溶込み溶接部の機械的性能に及ぼす影響-初層周辺溶接金属の引張強さとじん性-

著者 (5件)： 板谷俊臣 (永井製作所) ,  見波進 (東京電機大) ,  中込忠男 (信州大) ,  早川直哉 (JFEスチール) ,  寺崎秀紀 (熊本大)
資料名： 溶接技術  (日本溶接協会誌)
巻： 65  号： 3  ページ： 92-95  発行年： 2017年03月01日 
JST資料番号： G0237A  ISSN： 0387-0197  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 母材の板厚が40mm厚を超え490N/mm²級を超える鋼材(TMCP鋼,調質鋼)を使用している場合,裏当て金を母材と同材質である平鋼を入手することは困難である。そこで本研究では,現行の電炉裏当て金SN490NBの材質が初層周辺溶接金属の引張強さと,溶接金属の脆性的破壊に及ぼす影響を検討した。母材は板厚40mmのTMCP385BとSA440Bとし,裏当て金には板厚9mmのSN490B高炉鋼板と窒素含有量の異なる2種類の電炉平鋼を用い,マグ溶接施工した。その結果,本研究の範囲では電炉裏当て金SN490Bの材質は,溶接部特性の劣化に影響を及ぼさないことが分かった。溶接金属の引張強さへの影響の調査から,初層周辺は裏当て金の希釈によりCeqは低くなるが引張強さは鋼材規格下限値以上であった。また,溶接金属の靭性への影響調査により,電炉裏当て金より介入し上昇するフリー窒素は最大30ppm程度であり高炉裏当て金を使用した場合と同様の値であることが分かった。などの結果を得た。

シソーラス用語： *裏当て金 ,  制御圧延 ,  制御冷却 ,  *調質鋼 ,  電気炉 ,  高炉 ,  窒素 ,  含有量 ,  *MAG溶接 ,  *高強度鋼 ,  *溶接部 ,  機械的性質 ,  靱性 ,  引張強さ ,  炭素当量 ,  応力歪曲線 ,  シャルピー試験 ,  破面検査
準シソーラス用語： *TMCP鋼 ,  破面解析

分類 (3件)： 溶接技術  (WC07030G) ,  溶接部  (WC07100I) ,  機械的性質  (WB02030U)

タイトルに関連する用語 (12件)： 建築 ,  状況 ,  裏当て金 ,  材質 ,  溶込み ,  溶接部 ,  機械的性能 ,  層 ,  周辺 ,  溶接金属 ,  引張強さ ,  じん性