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J-GLOBAL ID:201702218786789716   整理番号:17A0082717

イネ-コムギ作付体系における22年間の施肥の影響を受けた炭素隔離の動態,傾向および効率

Carbon sequestration dynamic, trend and efficiency as affected by 22-year fertilization under a rice-wheat cropping system
著者 (7件):
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巻: 179  号:ページ: 652-660  発行年: 2016年10月 
JST資料番号: H0325A  ISSN: 1436-8730  CODEN: JNSSFZ  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: ドイツ (DEU)  言語: 英語 (EN)
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農業システムにおける土壌有機炭素(SOC)の維持と蓄積は食料安全保障と気候変動にとって重要であるが,特に長期施肥下でのSOC隔離の動態の傾向と効率に関する知見はまだ限られている。中国西南部の亜熱帯モンスーン気候下の典型的なPurpli-Udic Cambosols土壌において,本研究では22年間(1991~2013年)の長期的無機および/または有機施肥によるSOC隔離の動態,傾向および効率を推定した。イネ-コムギ体系下で9種類の施肥を検討した:対照(施肥なし),N,NP,NK,PK,NPK,NPKM(NPK+肥料),NPKS(NPK+藁),1.5NPKS(150%NPK+藁)。概して,22年後のSOC含有量は対照条件よりもこれらの施肥の下で4.2~25.3%および10.2~32.5%と有意に増加しNPKS条件下が最も上昇した。施肥期間全体にわたる指数関数的成長方程式を最大にするSOC動的変化のシミュレーションは定常状態におけるSOCレベルを予測し,NPKSで18.1g/kg,1.5NPKSで17.4g/kg,NK,NP,NPKおよびNPKMでそれぞれ14.5~14.9g/kgだった。無機,有機またはそれらを組み合わせた施肥のいずれかが作物生産性を有意に増加し,土壌に取込まれたC投入は0.91~4.63t/ha/年だった。NPKM,NPKS,1.5NPKS(13.2%,9.0%,10.1%)ではNPとNPK(17.0%と14.4%)よりもC隔離効率が低かった。 SOCの増加は,施肥方法によって様々に増強されたC投入量の増加に伴って最大限まで漸近的であり,SOC飽和の存在およびSOC隔離の限界効率の低下を示している。本結果をまとめてみると,NPK+藁再利用を組み合わせることが,特に作物輪作体系における高い作物生産性と土壌C隔離能を同時に達成するのに適した肥料管理戦略である。Copyright 2017 Wiley Publishing Japan K.K. All Rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
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分類 (2件):
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施肥法・肥効  ,  土壌化学 

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