抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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企業による母子世帯向けのシェアハウス開設が増えている。一住戸に複数の世帯が集まり,足りないケアを補い合い,負担を軽減しようというのがシェアハウスのコンセプトである。事業者への調査から実態を紹介する。建物は戸建ての空き家,官舎一棟等多様で,水廻りは共用,居室は1世帯1室であるが豊かな共用空間が窮屈さを感じさせない。緩やかなコミュニティができつつあり,託児所を併設等の多様な仕組みを工夫している。首都圏の利便性よい地域にある高額なハウスほど満室になっている。地方や郊外では集客が難しいが,地方の課題を逆手に取った仕組みで乗り越えようとしている。当初は母子世帯限定であったが多様な世帯をミックスさせる事業者が増えている。この傾向を母子世帯は肯定的に捉えておりその他の世帯にとってもメリットある住まい方といえる。しかし企業による開設9ヶ月で閉鎖されたハウスの例もあり,母子世帯をエンドユーザーとして扱うことの責任は重い。