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J-GLOBAL ID:201702219502255916   整理番号:17A0718445

超電導技術の最新動向 高温超伝導直流送電ケーブルの現状と将来課題

著者 (1件):
資料名:
巻: 85  号:ページ: 33-40  発行年: 2017年07月12日 
JST資料番号: S0249A  ISSN: 0385-7050  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 解説  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
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直流送電は,長距離送電,海底や地中でのケーブル送電,電鉄用などに既に実用化されている。更に,スマートグリッドでは,直流利用が広く検討されている。交流送電と比較した高温超伝導直流送電ケーブルの利点は,次の3点である;(1)交流ケーブルでは超電導であっても交流損(=発熱)があるが,直流ではない。(2)交流ケーブルは3本必要であるが,直流は2本で良い。(3)交流ケーブル設備利用率は直流と比べて低い。超電導ケーブルは低温に保持するために,真空断熱を利用した断熱配管内に敷設する。超電導ケーブルには,臨界電流という概念がある。超電導材料に,温度,磁場,電流密度の上限があるためである。それ故,長い距離を冷媒(液体ヘリウム)が流れると,熱侵入量をどれだけ低くしても,必然的に冷媒の温度が上がる。このため,一定距離毎に冷却ステーションを設置する必要がある。2013年の北海道石狩市での500mと1000mケーブルの実験結果をもとに,長い超電導ケーブルの熱力学・流体力学的検討を行った。その結果,10kmほどの長さにしても,超電導ケーブルの温度上昇は流量25L/分で0.5K以下であり,臨界電流はケーブル両端で大きく変化しない。なにより,ほぼ70Kで使えるため,事故時の大電流に対して安全サイドである。実力的には20kmも可能であるが,次のステップとして~10kmを建設することが工学的に適切である。
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分類 (2件):
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JSTが定めた文献の分類名称とコードです
電線・ケーブル  ,  電力系統一般 

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