抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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本文では,三菱重工サーマルシステムズ(株)が中部電力と共同で開発した60°C温水供給を可能にした産業用途向け空冷ヒートポンプチラーを紹介した。工場での部品の洗浄槽の加熱用途では55°C~60°Cの温水が多く使われている。従来の空冷ヒートポンプチラーは加熱可能温度が55°Cまでであり,また吸熱量が増え冷媒の圧力が上昇しやすい高外気温時は運転できないという課題があった。開発機された「Mitsubishi Smart Voxcel:MSV」は,60°Cまでの加熱運転を可能とし,また運転可能な外気温度範囲を大幅に拡大することにより,空調用途だけでなく,工場用ボイラからの置き換え需要にも対応できる。最大機種の冷却能力/加熱能力は180/180kWである。本機はモジュールチラーと呼ばれ,ユニットを1モジュールとして複数台連続設置して使用される。1台のコントローラで最大16台まで一括制御することができる。