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J-GLOBAL ID:201702220440205808   整理番号:17A0003933

MOZAIC-IAGOS航空機観測を基礎とした1994~2012年におけるフランクフルト周辺での対流圏オゾンと一酸化炭素の解析

Characterising tropospheric O3 and CO around Frankfurt over the period 1994-2012 based on MOZAIC-IAGOS aircraft measurements
著者 (9件):
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巻: 16  号: 23  ページ: 15147-15163 (WEB ONLY)  発行年: 2016年11月 
JST資料番号: U7039A  ISSN: 1680-7316  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: ドイツ (DEU)  言語: 英語 (EN)
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MOZAIC-IAGOS計画の枠組みにおいて,オゾンと一酸化炭素の鉛直分布をそれぞれ,1994と2002年以降利用可能となった。本研究では,ドイツのフランクフルトとミュンヘン空港上空の対流圏3層において,オゾンと一酸化炭素の変動性と傾向を研究した。1994~2012年期間に約21,300回のフライトを行った。それは世界で最も密度の高い現場でのオゾンと一酸化炭素の鉛直分布である(平均して96/月フライト回数)。オゾンの平均鉛直分布は,年間を通して最初の1kmにおいて強いグラジエントを示し,春と夏季には対流圏界面において強いグラジエントを示す。一酸化炭素の平均鉛直プロファイルは地上において高い混合比の特徴を示し,特に秋と冬季に最初の1kmでの強い減少と自由対流圏における中庸な減少傾向を示す。オゾンは11~12月に最小となり,下部と中位-対流圏においてなだらかな春/夏季極大を示し,上部対流圏では夏季にシャープな極大を示す。オゾンの季節的変動は地表近くで7~10月になだらかな極小値を示し,9~10月において,オゾン濃度が対流圏で高くなり,全対流圏での2~4月に最大値を示す。1994~2012年において,オゾンは冬季を除き大きな変動を示さない(95%信頼限界)。その時期において僅かながら有意な増加がみられる(LTでの+0.83[+0.13;+1.67]%・yr-1からUTでの+0.62[+0.02;+1.22]%・yr-1まで,2000年の参照年と比べて)。オゾンの5パーセンタイルは対流圏3層における年間スケールで類似した上方向傾向を示す。全ての傾向がオゾンの95パーセンタイルに対して僅かに残っている。対照的に,一酸化炭素に対して平均値と5,95パーセンタイルは年間スケールと冬,春,夏季における季節的スケール(対流圏3層において常にではないが)において減少し,傾向は2004年の参照年と比較して,1.22[2.27;0.47]と2.63[4.54;1.42]%・yr-1の範囲である。しかしながら,秋においても全ての一酸化炭素傾向は僅かに残る。オゾンの季節的変動の相は対流圏で変化するようにみえる。オゾン極大値は下部対流圏において17.8±11.5days・decade-1の速度で時間内に前方へ移動し,これは従来の研究と一致する。興味深いことに,この季節シフトは対流圏中層において永続的であり(7.8±4.2days・decade-1),しかし対流圏上部では僅かに反対である。(翻訳著者抄録)
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分類 (2件):
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JSTが定めた文献の分類名称とコードです
対流圏・成層圏の地球化学  ,  有害ガス調査測定 

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