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J-GLOBAL ID:201702222640927514   整理番号:17A0495864

ラット脳神経末端の[3H]GABAの周囲レベルおよびエキソサイトーシス放出に及ぼすプレガバリン生物学的等価物である新しいGABAフッ素化類似体の影響

Effects of new fluorinated analogues of GABA, pregabalin bioisosters, on the ambient level and exocytotic release of [3H]GABA from rat brain nerve terminals
著者 (7件):
資料名:
巻: 25  号:ページ: 759-764  発行年: 2017年01月15日 
JST資料番号: W0556A  ISSN: 0968-0896  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: オランダ (NLD)  言語: 英語 (EN)
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最近,プレガバリン(β-i-Bu-GABA)の生物学的等価物であるγ-アミノ酪酸(GABA)の新規フッ素化類似体,すなわち,β-CF3-β-OH(1),β-CF3(2),β-CF2CF2H(3)を置換基としてもつβ-ポリフルオロアルキル-GABA(FGABA)は,単離ラット脳神経末端(シナプトソーム)による[3H]GABA取り込みの初期速度を増加させること,この効果はプレガバリンよりも高いことを著者らは明らかにした。従って,合成FGABAはGABAの構造的類似体であるが機能的類似体ではない。本報告では,合成FGABA(100μM)の神経末端における[3H]GABAの周囲レベルとエキソサイトーシス放出への影響を評価し,プレガバリン(100μM)と比較した。FGABA1,2および3はシナプトソーム調製物中の[3H]GABAの周囲レベルに影響を及ぼさず,このパラメータもプレガバリンによって変化しないことが分かった。特異的阻害剤NO-711によるGABA輸送体GAT1の遮断の期間でも,FGABAsとプレガバリンはシナプトソーム調製物中の周囲[3H]GABAを変化させなかった。シナプトソームからの[3H]GABAのエキソサイトーシス放出はFGABA1,2および3とプレガバリンの存在下で減少し,FGABA1および3の効果はFGABA2およびプレガバリンよりも顕著であった。シナプトソームからの[3H]GABAのエキソサイトーシス放出におけるFGABA1-3/プレガバリン誘発による減少は原形質膜の電位変化が原因ではなかった。したがって,新規合成したFGABA1および3はプレガバリンより効果的に[3H]GABAのエキソサイトーシス放出を神経末端から減少させることができた。FGABA1および3が膜電位に対して非特異的副作用を示さないことから,これらの化合物の医学的応用が期待される。Copyright 2017 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
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分類 (3件):
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JSTが定めた文献の分類名称とコードです
神経系疾患の薬物療法  ,  中枢神経系作用薬一般  ,  脂肪族カルボン酸・ペルオキシカルボン酸・チオカルボン酸 

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