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J-GLOBAL ID：201702222851230466   整理番号：17A0564922

サプリメント利用に関連する有害事象に対する反応における消費者,医師,薬剤師の行動

Behaviors of consumers, physicians and pharmacists in response to adverse events associated with dietary supplement use

著者 (6件)： CHIBA Tsuyoshi (National Inst. of Biomedical Innovation, Health and Nutrition) ,  SATO Yoko (National Inst. of Biomedical Innovation, Health and Nutrition) ,  KOBAYASHI Etsuko (National Inst. of Biomedical Innovation, Health and Nutrition) ,  IDE Kazuki (Univ. Shizuoka) ,  YAMADA Hiroshi (Univ. Shizuoka) ,  UMEGAKI Keizo (National Inst. of Biomedical Innovation, Health and Nutrition)
資料名： Nutrition Journal (Web)  (Nutrition Journal (Web))
巻： 16  号： Mar  ページ： 16:18 (WEB ONLY)  発行年： 2017年03月 
JST資料番号： U7032A  ISSN： 1475-2891  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： イギリス (GBR)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 日本でのサプリメント利用が増加しており,その結果サプリメント利用に関連する有害事象が目立つようになってきた。重症の有害事象は保健所を通して日本政府に報告される。しかし政府に報告される件数は少ない。この矛盾を明らかにするためにインターネットアンケートを行い,患者がサプリメントによる有害事象を発症した場合に消費者,医師,薬剤師がどのように行動するかを調査した。2015年11月に消費者2732人,医師515人,薬剤師515人を対象にインターネットによる調査を行った。その結果,8.8%の消費者が下痢,便秘,胃痛,頭痛,吐き気,嘔吐等の有害事象を発症したが,ほとんどの消費者は有害事象を保健所に報告しなかった。しかし,病院へ行った消費者もいた。患者がサプリメントによる有害事象を発症した場合に医師と薬剤師がどのように行動したかも調査した。ほとんどの医師と薬剤師はその事例を保健所には報告せず,それは有害事象の因果関係を明確にできなかったためであった。この調査では有害事象の日本政府への報告数が少ない理由を明らかにすることができた。消費者だけでなく医師や薬剤師も有害事象を保健所に報告するよう促すことが重要である。また因果関係を分析するツールは医師や薬剤師に有用であると考えられた。(翻訳著者抄録)

シソーラス用語： *サプリメント ,  副作用 ,  消費者 ,  医師 ,  薬剤師 ,  日本 ,  保健所 ,  消費者行動 ,  症状 ,  因果律 ,  ヒト ,  経口投与 ,  成人 ,  食品安全性 ,  男性 ,  女性
準シソーラス用語： 有害事象

分類 (2件)： 食品の化学・栄養価  (FJ01020J) ,  公衆衛生  (GB02000X)

タイトルに関連する用語 (6件)： サプリメント ,  有害事象 ,  消費者 ,  医師 ,  薬剤師 ,  行動