抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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新しい化学プロセスを商業的規模にスケールアップする場合,様々な要素が絡んで複雑となる場合がある。本報では,複雑なスケールアップに際して学んだ数々の教訓を紹介する。化学反応の基礎的事項は,ラボスケールの段階で詳細に検討しておく必要がある。よくある誤りとしては,高圧プロセスでの研究を低圧で実施することで,結果的に製品の収率等に誤差が発生する場合等がある。触媒については,商業化までに形態や性能その他について決定しておく必要がある。これらの未決事項について,複数の選択肢がある場合,各オプションについて順次検討するか,並行して検討を進めるが,それぞれ時間的または経済的な問題が発生する可能性がある。新しいプロセスの商業化を成功させるには,より柔軟な設計を優先すべきである。この他,開発コストやチーム内での検討によりプロジェクトを成功に導いた例について紹介した。