抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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災害発災時に被害を最小限に食い止めるには,迅速かつ的確な情報の収集と伝達が重要である。そのため,即時性が高く利用者が多いという特徴を有するTwitterの災害時における利活用に注目が集まっている。情報の利活用という観点を考慮すると,ジオタグ(経緯度情報)や住所のような位置情報が投稿されるツイートに付与されていることが望ましいが,ジオタグが付与されたツイート数は極めて少ないことが知られており,外出先などで被災した場合はツイートに正確な住所を記載すること困難である。このような背景のもと,我々は先行研究で,Twitterを用いた災害情報共有システムを実装した。本システムは,(1)災害情報ツイートシステムDITS(Disaster Information Tweeting System),(2)災害情報マッピングシステムDIMS(Disaster Information Mapping System)の二つのサブシステムから構成されており,2015年2月より改良を重ねながら運用を続けてきた。本研究では,この災害情報共有システムのユーザビリティに関する利用者からの意見を反映させた新アプリケーション「さいれぽ」を実装した。従来システムとの一番の違いは,二つのサブシステム(ツイート投稿,ツイート表示)を統合するなどして操作をシンプルにした点にある。(著者抄録)