抄録/ポイント:
抄録/ポイント
文献の概要を数百字程度の日本語でまとめたものです。
部分表示の続きは、JDreamⅢ(有料)でご覧頂けます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。
高強度で直線偏光をもつパルスを直線分子に当てた後に,誘導ラマン散乱により,複数の回転固有状態が混ざった波束が生じ,時間発展し,周期的に分子軸が当てた直線偏光の軸に局在化する。これを非断熱分子配列と呼ぶ。一方,中心対称性のないCOなどの分子に適用すると,極性も揃った配向が実現される。これを非断熱分子配向と呼ぶ。分子配向を実現するにはパリティを選別した回転波束を生成する必要がある。本トピックスでは,角振動数ωの基本波と,2ωの非共鳴高強度短パルスを用いた方法の原理と実験例を紹介した。分子配列および分子配向は,偏光と分子軸のなす角度θで評価した。その角度は,光照射でクーロン爆発して生じたC
2+の角度分布を2次元イオン検出器で測定した。