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J-GLOBAL ID：201702226764736582   整理番号：17A0324717

複雑な脂質混合物中のコレステロール誘導静電ナノ分域の研究への分子動力学シミュレーションとKelvinプローブ力顕微鏡法【Powered by NICT】

Molecular dynamics simulations and Kelvin probe force microscopy to study of cholesterol-induced electrostatic nanodomains in complex lipid mixtures

著者 (6件)： Drolle E. (Department of Biology, University of Waterloo, Canada. [e-mail]) ,  Bennett W. F. D. ,  Hammond K. ,  Lyman E. ,  Karttunen M. ,  Leonenko Z.
資料名： Soft Matter  (Soft Matter)
巻： 13  号： 2  ページ： 355-362  発行年： 2017年 
JST資料番号： W2327A  ISSN： 1744-683X  CODEN： SMOABF  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： イギリス (GBR)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 生体膜および単分子層内での脂質と蛋白質の分子配列は複合膜形態が生じ,また,異なる電気的表面電位,地形・静電ナノスケール分域の領域を示した。ソフトマターにおけるこれらのナノドメインを調べるために実験的および理論的に挑戦的な課題である。本研究では,単分子層構造と電気的表面電位分布に及ぼすコレステロール,脂質組成,脂質電荷及び脂質相の影響を調べた。原子間力顕微鏡(A FM)を用いて,地形ナノドメインとKelvinプローブ力顕微鏡(KPFM)を脂質単分子層におけるこれらのナノ分域の電気的表面電位を解決するために使用した。ジパルミトイルホスファチジルコリン(DPPC),1,2-ジオレオイル-sn-glycero-3-ホスホコリン(DOPC),1-パルミトイル-2-オレオイル-sn-glycero-3-ホスホコリン(POPC),1,2-ジオレオイル-sn-glycero-3-[ホスホ-rac-(3-リシル(1-グリセロール))](DOPG),及びコレステロールから成るモデル単分子層を研究した。コレステロールはナノスケール分域形成を変化させ,トポグラフィーおよび電気的表面電位の両方に影響することを示した。電気表面電位の違いの分子的基礎を,原子論的分子動力学(MD)を用いて提出した。MDシミュレーションは実験結果を比較して,100s無秩序二重層(L_d,コレステロールと低い鎖秩序)と液体秩序二重層(L_o,よりコレステロールと高い鎖秩序)間の静電ポテンシャルにおけるmV差であった。重要なことに,L_oとL_d相間の静電的性質の差は,膜組成は膜機能と共役する新しい機構を示唆した。Copyright 2017 Royal Society of Chemistry All Rights reserved. Translated from English into Japanese by JST【Powered by NICT】

シソーラス用語： 単分子層 ,  電荷 ,  表面電位 ,  原子間力顕微鏡 ,  *分域 ,  *分子動力学 ,  共役 ,  複合膜 ,  *脂質 ,  軟質材料 ,  ステロール ,  脂環式アルコール
準シソーラス用語： 二重層 ,  ナノスケール ,  *分子動力学シミュレーション ,  *ナノドメイン , 【Automatic Indexing@JST】

分類 (3件)： 生体膜一般  (EF04010G) ,  高分子固体の構造と形態学  (CG02022M) ,  脂質一般  (EB05010B)

物質索引 (1件)： コレステロール

タイトルに関連する用語 (8件)： 脂質 ,  混合物 ,  コレステロール ,  誘導 ,  ナノ分域 ,  研究 ,  分子動力学シミュレーション ,  Kelvinプローブ力顕微鏡法