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J-GLOBAL ID：201702227797355421   整理番号：17A0702728

磁気ナノ粒子の内部構造は磁気応答を決定する【Powered by NICT】

The internal structure of magnetic nanoparticles determines the magnetic response

著者 (8件)： Pacakova B. (Institute of Physics of the CAS, v.v.i., Department of Magnetic Nanosystems, Na Slovance 2, 182 21 Prague 8, Czech Republic. [e-mail]) ,  Kubickova S. ,  Salas G. ,  Mantlikova A. R. ,  Marciello M. ,  Morales M. P. ,  Niznansky D. ,  Vejpravova J.
資料名： Nanoscale  (Nanoscale)
巻： 9  号： 16  ページ： 5129-5140  発行年： 2017年 
JST資料番号： W2323A  ISSN： 2040-3364  CODEN： NANOHL  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： イギリス (GBR)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 単磁区磁性ナノ粒子(NP)の磁気応答は,NPの内部構造により駆動され,磁気的性質のNPサイズ依存性は過大評価されていることを強調することを目的とした。NPの結晶性と磁気応答の程度との関係を明確に均一なマグヘマイト/マグネタイトNPsの八試料で実証し,異なる結晶化度を有するスピネルフェライトNPの約20試料で得られた結果と確認された。NP試料は種々の反応条件を受ける有機鉄前駆体の熱分解によって調製したNPのサイズ,形状,相対結晶化度の変化を得た。いくつかの相補的方法を用いて試料を特性化し,粉末X線回折(PXRD),透過型電子顕微鏡(TEM),高分解能TEM(HR TEM)及びMoessbauer分光法(MS)である。TEM及び粉末X線回折から決定したNPサイズを比較し,さらにHR-TEMを用いてNPの内部構造と相対結晶度を調べることによりNPsの相対的な結晶化度を評価した。構造キャラクタリゼーションの結果は,NPsの磁気応答の文脈に入れた。本研究では,最高の飽和磁化(M_s)は最小が良好な結晶NPで測定し,一方,より悪い結晶化度を示す大きなNPはより低いM_sを明らかにした。著者らの結果は,内部スピン秩序に反映であることをNP結晶化度レベルは,単一ドメインナノ粒子(NP)の特定磁気応答を駆動することを明確に示した。Copyright 2017 Royal Society of Chemistry All Rights reserved. Translated from English into Japanese by JST【Powered by NICT】

シソーラス用語： 飽和磁化 ,  透過型電子顕微鏡 ,  マグヘマイト ,  結晶 ,  熱分解 ,  磁鉄鉱 ,  *内部構造 ,  スピン整列 ,  Moessbauer分光法 ,  *磁気 ,  *ナノ粒子 ,  結晶度
準シソーラス用語： 粉末X線回折 ,  サイズ依存性 ,  *磁性ナノ粒子 , 【Automatic Indexing@JST】

分類 (2件)： 金属の結晶成長  (BK13030M) ,  無機化合物一般及び元素  (CD01010D)

タイトルに関連する用語 (4件)： 磁気ナノ粒子 ,  内部構造 ,  磁気 ,  応答