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J-GLOBAL ID:201702229185638068   整理番号:17A0341133

IgGのキトサン-アルギン酸マイクロカプセルの調製およびin vitroのデリバリー効率

Preparation and in vitro delivery performance of chitosan-alginate microcapsule for IgG
著者 (5件):
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巻: 28  号: 1-2  ページ: 1-13  発行年: 2017年01月 
JST資料番号: W0037A  ISSN: 0954-0105  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: イギリス (GBR)  言語: 英語 (EN)
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体液性免疫の主要な抗体アイソタイプであるIgGは小型のY字型の単量体で,粘膜表面を効率的に保護し,腸内免疫,特に腸内のウイルスおよび細菌感染に対して重要な役割を果たしている。経口投与によるIgGの腸内への供給では,過酷な胃の条件によりIgGの免疫活性が損なわれることが障害になっている。マイクロカプセル化は,生物活性蛋白質を厳しい環境条件から保護し,標的部位で放出するように制御する最も有望で効率的な経口デリバリー手段である。アルギン酸とキトサンは,無毒,生分解性,ムコ接着性の食材である。アルギン酸のカルボキシル基とキトサンのアミン基との静電相互作用によりアルギン酸-Caビーズの表面を取り囲む膜が形成され,低pHにおける封入物の放出が少ないマイクロカプセルを形成できると考えた。本研究では,キトサン-アルギン酸を用いたマイクロカプセル化によるIgGの経口デリバリーについて検討した。ウシ血清アルブミン(BSA)を封入蛋白質として用いて,内包率(EE),担持容量(LC)および放出プロフィールを評価して決定したマイクロカプセルの最適処方は,0.1%のキトサン,0.5%のCaCl2,2%のアルギン酸ナトリウムで,BSA積載率は25%であった。上記の処方で調整したIgGマイクロカプセルのEEは76.83%,LCは18.53%で,模擬胃液中での2時間処理後のマイクロカプセル中のIgGの活性の残存率は79.79%で,模擬腸液におけるIgGの総溶出率は82.52%に達した。本カプセル化法によりIgGを胃酸から効果的に保護し,確実に腸管で放出できることが示された。
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分類 (2件):
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固形製剤  ,  高分子固体のその他の性質 

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