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J-GLOBAL ID:201702229840448497   整理番号:17A0749775

GhJAZ2はR2R3-MYB転写因子GhMYB25 likeと相互作用することによって綿繊維開始を負に調節する【Powered by NICT】

GhJAZ2 negatively regulates cotton fiber initiation by interacting with the R2R3-MYB transcription factor GhMYB25-like
著者 (7件):
資料名:
巻: 88  号:ページ: 921-935  発行年: 2016年 
JST資料番号: A1374A  ISSN: 0960-7412  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: イギリス (GBR)  言語: 英語 (EN)
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ジャスモン酸(JA)シグナル伝達はArabidopsisで良く研究されている。多くの報告は,生物学的経路におけるJAの役割に焦点を当て,ストレス耐性,毛状突起開始およびアントシアニン蓄積である。ジャスモン酸ZIM DOMAIN(JAZ)蛋白質はJAシグナル伝達経路において重要なレプレッサーの一つである。以前の研究は,JAは繊維の形成開始と伸長で機能することを示したが,JAZ遺伝子は,繊維発達において機能するかについてほとんど知られていない。本研究では,高度に保存されたTIFYモチーフとC末端Jasドメインを含む綿JAZ蛋白質(GhJAZ2)を同定し,綿繊維成長過程でその機能を解析した。遺伝子発現分析は,GhJAZ2は開花1日前に根,胚軸,花及びはい珠で優先的に発現したことを示した。GhJAZ2の過剰発現は両リントと毛羽繊維開始を阻害し,繊維長を減少させた。酵母二ハイブリッドアッセイはGhJAZ2はR2R3-MYB転写因子GhMYB25 likeとGhGL1,bHLH転写因子GhMYC2,WD反復蛋白質GhWD40と未知の蛋白質GhJI1と相互作用することを示した。これらの転写因子の中で,以前の研究はGhMYB25 likeのダウンレギュレーションはワタ種子におけるfiberless表現型をもたらすことを示した。分子および遺伝学的証拠はGhJAZ2蛋白質はGhMYB25 likeと相互作用し,GhMYB25 like活性を抑制することにより過剰発現する株における繊維形成開始を抑制することを示した。著者らの結果は,GhJAZ2はJAシグナル伝達経路を調節するGhMYB25 like,GhGL1,GhMYC2,GhWD40とGhJI1との相互作用によりリントと毛羽繊維開始中の一次転写レプレッサーとして機能することを示唆した。Copyright 2017 Wiley Publishing Japan K.K. All Rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【Powered by NICT】
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