抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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マイマイガの卵塊密度と林分の現存量が異なる条件において,食葉被害の程度を比較した。コナラやミズナラが混交する4箇所の林分に調査地を設定した。10×50mの区画を対象に,2013・2014両年に産下された卵塊の密度を求めた。翌年の7月に,30×50mの区画を対象に,樹冠の失葉率を判定した。林分の現存量は2011年時の胸高断面積合計を指標とした。各林分・調査年の卵塊密度は20~6,500個/haとばらつき,卵塊密度が高まると,被害が顕在化する傾向が示された。疎開した林分では,卵塊密度が2,200個/haのときに失葉率が82%を示し,被害の発生には林分の現存量が及ぼす影響も大きいことがうかがわれた。(著者抄録)