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J-GLOBAL ID：201702232177034604   整理番号：17A0727655

変化する瀬戸内海-水質の保全及び管理の観点から-瀬戸内海の水質管理について-地域の特性に応じた,きめ細やかな水質管理-

著者 (1件)： 西嶋渉 (広島大 環境安全セ)
資料名： 瀬戸内海  (Scientific Forum of the Seto Inland Sea)
号： 73  ページ： 4-6  発行年： 2017年03月 
JST資料番号： L1038B  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 瀬戸内海の水質管理に関連して,海域特性を考える上で以下の2点からの視点がある。1)人とのかかわりにおける海域特性;水利用の形態として自然環境,水浴,生物環境,漁業,工業用水の目的が挙げられ,特に漁業では水産資源管理の点から,魚介類の生産を支える生態系の保護,すなわち水質の管理が重要となる。2)自然環境の海洋特性;透明度などの水中光環境は植物プランクトンの光合成有効層を決定する重要な環境因子であり,海のきれいさを直接表す指標である。周防灘を例にとると,地域固有の透明度は水深との相関が高く,河川からの懸濁物質流入や底泥の巻き上がりといった地域の自然条件が影響する。

シソーラス用語： 瀬戸内海 ,  *水質管理 ,  *海域 ,  *水利用 ,  *自然環境 ,  海洋環境 ,  漁業 ,  工業用水 ,  資源管理 ,  透明度 ,  水質調査 ,  植物プランクトン
準シソーラス用語： 水産資源管理 ,  水の透明度

分類 (1件)： 水質管理  (SB02050M)

引用文献 (3件)：

• 日本の水環境行政 (2009). (社)日本水環境学会編集, ぎょうせい.
• Nishijima, W., Umehara, A., Sekito, S., Okuda, T., Nakai, S. (2016). Spatial and temporal distributions of Secchi depths and chlorophyll a concentrations in the Suo Nada of the Seto Inland Sea, Japan, exposed to anthropogenic nutrient loading. Science of the Total Environment, 571, 543-550.
• 石井大輔、柳哲雄 (2004). 瀬戸内海各灘・湾における全リン・全窒素の起源と濃度変動機構. 海の研究, 13(4), 389-401.

タイトルに関連する用語 (6件)： 瀬戸内海 ,  水質 ,  保全 ,  観点 ,  水質管理 ,  地域