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J-GLOBAL ID：201702232623477264   整理番号：17A0514629

ペロブスカイト太陽電池-その後の進展-ペロブスカイト太陽電池のための有機半導体材料開発

著者 (1件)： 若宮淳志 (京大 化研)
資料名： 太陽エネルギー  (Journal of JSES)
巻： 43  号： 2  ページ： 35-41  発行年： 2017年03月31日 
JST資料番号： G0259A  ISSN： 0388-9564  CODEN： TAENAW  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 鉛ハライド型ペロブスカイトを光吸収材料とするペロブスカイト太陽電池がますます注目を集めている。ここでは電荷を取り出すための有機半導体材料の開発に焦点を当て,さらにその分子設計の考え方を述べた。デバイス構造は一般的に順型と逆型とに分類される。質の高いペロブスカイト層の製作方法は,改良型一段階溶液法である。これは材料の溶液をスピンコートで塗布しながらトルエンなどの貧溶液を滴下する方法で,光電変換効率を高めるのに役立つ。そのほか,発電メカニズムやp型電荷輸送層材料の開発,p型電荷輸送層材料に求められる特性について紹介した。ペロブスカイト太陽電池の高効率化のために有機半導体材料の分子設計の様々な視点に基づいて,改良が成されることが期待される。

シソーラス用語： *ペロブスカイト型結晶 ,  *太陽電池 ,  *有機半導体 ,  素子構造 ,  P型半導体 ,  ハロゲン化物 ,  光吸収 ,  分子設計 ,  溶液成長 ,  真空蒸着
準シソーラス用語： デバイス構造 ,  ハライド ,  化学溶液法 ,  光電変換効率 ,  真空蒸着法 ,  正孔輸送層 ,  電子輸送層

分類 (2件)： 太陽電池  (NC03084O) ,  有機化合物の薄膜  (BK14070L)

引用文献 (36件)：

• A. Kojima, K. Teshima, Y. Shirai, and T. Miyasaka, Organometal Halide Perovskites as Visible-Light Sensitizers for Photovoltaic Cells, J. Am. Chem. Soc., 131, (2009), 6050.
• P. Gao, M. Grätzel, M. K. Nazeeruddin, Organohalide Lead Perovskites for Potovoltaic Applications, Energy Environ. Sci., 7, (2014), 2448.
• T. Miyasaka, Perovskite Photovoltaics : Rare Functions of Organo Lead Halide in Solar Cells and Optoelectronic Devices, Chem. Lett., 44, (2015), 720.
• H. S. Jung, N.-G. Park, Perovskite Solar Cells : From Materials to Devices, Small, 11, (2015), 10.
• S. Luo, W. A. Daoud, Recent Progress in Organic-inorganic Halide Perovskite Solar Cells : Mechanisms and Material Design, J. Mater. Chem. A, 3, (2015), 8992.

タイトルに関連する用語 (4件)： ペロブスカイト太陽電池 ,  進展 ,  有機半導体材料 ,  開発