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J-GLOBAL ID:201702233300105319   整理番号:17A0148349

琉球列島の沖縄および大東群島におけるいくつかの島嶼に分布するLysimachia mauritiana(サクラソウ科)の種内核型多型および細胞地理学

Intraspecific Karyotypic Polymorphism and Cytogeography of Lysimachia mauritiana (Primulaceae) on Several Islands in the Okinawa and the Daito Groups of the Ryukyu Archipelago, Japan
著者 (5件):
資料名:
巻: 81  号:ページ: 431-437(J-STAGE)  発行年: 2016年 
JST資料番号: G0393A  ISSN: 0011-4545  CODEN: CYTOA  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 英語 (EN)
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沿岸越年性ハーブであるLysimachia mauritianaは,特に琉球列島(Ryukyus)において顕著な種内核型多様性を示した。この種は,琉球列島でのみ5染色体数(2n=16,17,18,19,20)および18の細胞型を示した。著者らの連続研究は,以下を説明した。(1)宝島(Is.)の11種類の細胞型が琉球列島において最高の細胞内および細胞間の多型を示し,(2)合計15の細胞型が認識され,いくつかの細胞型が各地域で共存し,(3)奄美大島と徳之島の2つの島にそれぞれ16(6m)と18(6m)の異なる優性細胞型が存在した。本研究では10島の51地域から合計610の植物を核型および細胞地理学的に分析し,沖縄および大東群に属する隣接島に同様の核型が存在するかどうかを調べるた。その結果,5つの染色体数(2n=16,17,18,19,20)および13の細胞型がこの領域で認識された。沖縄島は細胞型分布パターンに従って2つの領域に分けられた。東シナ海に面する北部および西部地域では,細胞型において集団内および集団間の多型が示された。対照的に,太平洋に面した南部,東部および東北部では地域内で単一の細胞型が示された。大東群では,台湾南部で分布の広い20(4m)TS細胞型が日本で初めて発見された。細胞型はおそらく,台湾南部および/またはフィリピンの流れから生じたものである。(翻訳著者抄録)
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分類 (2件):
分類
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植物生態学  ,  植物分類学 
引用文献 (12件):
  • Iwatsuki, K., Yamazaki, T., Boufford, D. E. and Ohba, H. 1993. Flora of Japan. Vol. IIIa. Kodansha, Tokyo. p. 482.
  • Kono, Y., Chung, K. F., Chen, C. H., Hoshi, Y., Setoguchi, H., Chou, C. H., Oginuma, K. and Peng, C. I. 2012. Intraspecific karyotypic polymorphism is highly concordant with allozyme variation in Lysimachia mauritiana (Primulaceae: Myrsinoideae) in Taiwan: Implications for the colonization history and dispersal patterns of coastal plants. Ann. Bot. 110: 1119-1135.
  • Kono, Y., Hoshi, Y., Setoguchi, H., Yokota, M. and Oginuma, K. 2008. Aneuploidy and karyotypic polymorphism of Lysimachia mauritiana (Primulaceae) distributed in northern and middle parts in the Ryukyu Archipelago belonging to Kagoshima Prefecture, Japan. Chromosome Bot. 3: 89-93.
  • Kono, Y., Hoshi, Y., Setoguchi, H., Yokota, M. and Oginuma, K. 2010. Aneuploidy and karyotypic polymorphism of Lysimachia mauritiana (Primulaceae) distributed in middle and southern parts in the Ryukyu Archipelago belonging to Okinawa Prefecture, Japan. Cytologia 75: 3-8.
  • Kono, Y., Hoshi, Y., Setoguchi, H., Yokota, M. and Oginuma, K. 2011. Distribution patterns of rDNAs and telomeres and chromosomal rearrangement between two cytotypes of Lysimachia mauritiana L. (Primulaceae). Caryologia 64: 91-98.
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