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J-GLOBAL ID:201702233347340334   整理番号:17A0396317

ダイナミック・ケイパビリティとイノベーション-アンケート調査結果の報告-

著者 (1件):
資料名:
号: 55  ページ: 247-267  発行年: 2017年03月31日 
JST資料番号: L7853A  ISSN: 0912-2338  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
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企業の競争優位の源泉として,自社の保有する多様な経営資源を組み合わせ,活用する組織能力の存在が指摘される。企業の長期の維持発展を維持するためには,環境変化を検知し,これに合わせて組織機能を更新していく「ダイナミック・ケイパビリティ(DC)」が必要となる。本研究は,次の2つのリサーチクエスションを設定した;(1)日本企業におけるDC構築の現状はどのようにねっているだろうか(2)DCとイノベーションはどのような関係を持っているだろうか。本稿は,製造業等を対象に実施したアンケート調査の集計結果(記述統計,単純統計)および統計分析(相関分析,回帰分析)の結果を示すとともに,そこから得られた発見事項をまとめたものである;(1)DCの実現度合いをみると,「資源獲得」及び「観察と評価」が低い評価で留まっており,DCの分類基準でみると,内部よりも外部を指向した能力が一層低い状況にあることが,わかった。(2)DCを構成する4つの能力それぞれの構成要素(「観察と評価」「資源獲得」「資源更新」「資源再編」)においても,特有の問題が認められた。「資源獲得」では,外部の主体との協力関係の構築と比べ,ネットワークの活用や大学・研究機関との協力といった項目で実現度合いが低い水準であった。(3)DCとDCの間には相関関係があり,回帰分析の結果から,「取締役会の能力」はやや明確な関係が認められなかったが,「技術能力」及び「マーケティング能力」では「観察と評価」が最も大きな影響を与えることが分かった。(4)DCは「観察と評価」及び「資源更新」といった能力が,直接的かつOC(オペレイショナル・ケイパビリティ)を媒介として,間接的にイノベーションの実現を押し上げる効果がある。
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分類 (1件):
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経営工学一般 
タイトルに関連する用語 (4件):
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