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J-GLOBAL ID:201702233427067952   整理番号:17A0479526

地球環境 局地気象学分野における数値シミュレーション:地形と土地利用の影響調査

著者 (2件):
資料名:
巻: 36  号:ページ: 9-17  発行年: 2017年02月25日 
JST資料番号: Y0082A  ISSN: 0286-3154  CODEN: NRRGAF  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
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大気中には,時空間スケールの異なる様々な現象がある。大気中の波という視点で見た場合,大気大循環や季節風などのマクロスケール,温帯低気圧などのシノプテイックスケール,山岳波や海陸風などのメソスケール,竜巻や大気境界層乱流などのマイクロスケールの現象に大別される。局地気象学は,メソスケール気象学分野の中で比較的小規模な現象を扱う分野である。局地的な気象は,一般的に地形や土地利用の影響を強く受ける。本稿では,おろし風(およびフェーン現象)とヒートアイランド(および,それが生み出す風や降水)の数値シミュレーション研究を議論した。おろし風やギャップ風については,理論的な研究から数値シミュレーション研究に発展していったため,数値モデルを用いた研究であってもこれまでは力学的な効果に着目されることが多かった。近年,地表面過程や大気境界層内の乱流拡散に着目する研究も行われ始めている。今後もこの傾向は続いて行くと思われる。都市熱環境シミュレーションについては,ヒートアイランドの再現や緩和策の研究が主として行われてきたが,近年では温暖化に関連した研究が増えている。これにともない,ヒートアイランド緩和から温暖化適応策(都市街区の緑化などによる)へ研究がシフトしてきている。しかし,ヒートアイランド緩和策は温暖化適応策とも言える。ヒートアイランドシミュレーション研究の過去の知見は今後の温暖化適応策研究に大きく貢献できるであろう。
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分類 (1件):
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気象学一般 
引用文献 (58件):
  • 和達清夫:気象の辞典,東京堂出版,(1993)pp.650.
  • 浅井冨雄:ローカル気象学,東京大学出版会,(1996) pp.248.
  • 堀口郁夫,塚本修,大槻恭一,小林哲夫:局地気象学,森北出版,(2004)pp.244.
  • 吉野正敏:小気候(新版),地人書館,(1986)pp.298
  • Barry, R. G.: Mountain Weather and Climate. Cambridge University Press, (2008) pp.532.
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