抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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キャラクターは,メディアコンテンツにおいてその作品の人気や知名度にも関わる重要な要素である。パーソナルコンピュータの性能が上がり,ネットワークのサービスの充実も相まって,誰でも気軽に漫画や動画をはじめとしたメディアコンテンツを制作し発表できるようになった。しかし,メディアコンテンツ制作は,依然として制作者の経験と感性に依存している。そのため,制作の初期段階のアイデアのまとめ方は制作者によってさまざまなために,メディアコンテンツ制作を効率的に行えない問題がある。制作に関する教育も同様に制作経験者から指導を受けるため,指導者によって様々であり,教育機関も美術・芸術系に限られていることが多い。本論文では,工科系学生を対象としたキャラクター制作手法の提案を行う。メディアコンテンツにおいて重要な既存キャラクターに着目し,そのキャラクターの情報を分析することによってメディアコンテンツ制作に必要な情報を抽出した。その抽出した情報に基づきキャラクターの原案になる制作テンプレートを作成し,メディアコンテンツ制作初期段階のアイデアをまとめるための指標とした。そして,制作テンプレートを用いた制作実験を行なったところ,メディアコンテンツ原案に必要な設定・デザイン・ストーリを作成することが可能となった。(著者抄録)