抄録/ポイント:
抄録/ポイント
文献の概要を数百字程度の日本語でまとめたものです。
部分表示の続きは、JDreamⅢ(有料)でご覧頂けます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。
今世紀の初め頃から,月探査に向けた動きが再び世界で活発化してきており,日本においても,ミッション内容も含めた実施計画が国のレベルで議論されている。本稿では,月探査を巡る状況について,公開されている関連情報,および新しい研究の枠組みとして取り組みを始めた宇宙探査イノペーションハブの活動を紹介した。まず,世界と日本の月探査,特に世界の探査ミッションが実利用を目標とした調査・実証にシフトしている状況について紹介した。次に,日本における宇宙探査シナリオの検討状況と,並行して進めている研究の新しい枠組みに言及し,宇宙探査フォーラムを定期的に開催し,宇宙探査イノベーションハブでの活動に還元していると説明した。また,2015年は,「自動・自律型」探査技術として「月・火星での無人による有人拠点建設」を取り上げ,建設技術関連課題の募集を行ったことを紹介した。