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J-GLOBAL ID：201702239239815495   整理番号：17A0373364

PVA中のテルビウム錯体のアセチルサリチル酸増感レーザ発振ルミネセンス:1-フェナントロリンによるエネルギー雪崩の1例【Powered by NICT】

Acetylsalicylic acid sensitized lasing luminescence of terbium complex in PVA: A case of energy avalanche via 1, 10-Phenanthroline

著者 (3件)： Kumar Brijesh (Laser and Spectroscopy Laboratory, Department of Physics, Banaras Hindu University, Varanasi, 221005, India) ,  Kaur Gagandeep (Laser and Spectroscopy Laboratory, Department of Physics, Banaras Hindu University, Varanasi, 221005, India) ,  Rai S.B. (Laser and Spectroscopy Laboratory, Department of Physics, Banaras Hindu University, Varanasi, 221005, India)
資料名： Journal of Photochemistry and Photobiology. A. Chemistry  (Journal of Photochemistry and Photobiology. A. Chemistry)
巻： 332  ページ： 413-421  発行年： 2017年 
JST資料番号： D0721B  ISSN： 1010-6030  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： オランダ (NLD)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： アセチルサリチル酸(ASA)と1 10フェナントロリン(Phen)とテルビウムの三元錯体は,PVA高分子膜中で合成した。複合体の構造特性をXRDを用いて評価し,複合体の形成はFT-IR法により検証した。ASAとPhen配位子と複合体を形成したときTb~3+イオンの吸収,励起および光ルミネセンス特性が改善された。Tb~3+,ASAとPhenの選択的励起は,それぞれ355nm,335nm,306nm放射での励起におけるTb~3+イオンの緑色ルミネセンスを増強する効率的なエネルギー移動を明らかにした。PVA中のTb(ASA)3phen錯体から生じる発光強度はTb~3+イオンのみによるものと比較して,より多くのことが観察された。Tb~3+(~5D_4→~7F_5遷移)の蛍光減衰時間はTb(ASA)3phen錯体の存在下でのTb~3+における628μsに557μsから増大した。PhenとASAの蛍光減衰時間はTb(ASA)3phen錯体でそれぞれ4.43nsから1.64ns,5.75nsから1.58nsに減少することが分かった。これはASAに励起されたPhenからのエネルギー移動を反映し,最終的にTb~3+への上記の観察の原因,エネルギーなだれとして提案した。量子収率0.32のPVA中のTb(ASA)3phen錯体における266nm励起で強い緑色ルミネセンスはレーザ発振に向かう傾向を示した。Copyright 2017 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【Powered by NICT】

シソーラス用語： エネルギー移動 ,  量子収量 ,  X線回折 ,  *レーザ発振 ,  *錯体 ,  蛍光 ,  光ルミネセンス ,  *ルミネセンス ,  複合体 ,  *テルビウム錯体 ,  励起 ,  *テルビウム ,  蛍光減衰 ,  *増感
準シソーラス用語： 発光強度 , 【Automatic Indexing@JST】

著者キーワード (5件)： UV-vis吸収 ,  エネルギー移動 ,  蛍光 ,  重合体 ,  カルボン酸

分類 (2件)： 第3族元素の錯体  (CE01060J) ,  錯体のルミネセンス  (BM08095R)

タイトルに関連する用語 (7件)： テルビウム錯体 ,  アセチルサリチル酸 ,  レーザ発振 ,  ルミネセンス ,  フェナントロリン ,  エネルギー ,  雪崩