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J-GLOBAL ID:201702239370090949   整理番号:17A0040261

ニカメイガChilo suppressalis(鱗翅類:ツトガ科)攻撃に対するイネの動的応答を理解するための複合トランスクリプトーム及びメタボローム解析

Combined transcriptome and metabolome analyses to understand the dynamic responses of rice plants to attack by the rice stem borer Chilo suppressalis (Lepidoptera: Crambidae)
著者 (7件):
資料名:
巻: 16  号: Dec  ページ: 16:259 (WEB ONLY)  発行年: 2016年12月 
JST資料番号: U7027A  ISSN: 1471-2229  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: イギリス (GBR)  言語: 英語 (EN)
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背景:世界の人口の半数以上が主食とするイネ(Oryza sativa L.)はニカメイガChilo suppressalisなどの草食性昆虫によって頻繁に攻撃されている。C.suppressalisはアジアの温帯地域での米収量を実質的に減少させるが,イネ植物が分子生物学的レベルでこの草食者に対していかに防御するかについてはほとんど知られていない。結果:現研究では,次世代RNAシーケンシングとメタボロミクス技術を併用し,C.suppressalis幼虫によって異なる時間(0,24,48,72,および96時間)連続して摂食されたイネの遺伝子発現および代謝プロセス変化を調べた。さらに,定量的リアルタイムPCRによりデータを検証した。C.suppressalis幼虫によってイネが損傷すると4,729の遺伝子と151の代謝物が差次的に制御された。さらなる解析で,防御関連植物ホルモン,転写因子,シキミ酸およびテルペノイド関連二次代謝が活性化され,増殖関連因子はC.suppressalis摂食によって抑制された。活性化された防御系は単糖類のようなエネルギー貯蔵化合物の異化によって促進され,その間にイネの防御応答関連代謝産物レベルが上昇した。比較可能な分析で転写産物パターンと代謝物プロファイル間の対応を明らかにした。結論:本知見は,イネおよびイネにおけるC.suppressalis寄生に対する防御応答メカニズムを分子レベルおよび生化学レベルで理解する上で非常に重要な耐虫性イネ品種開発の手がかりとなる。(翻訳著者抄録)
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分類 (2件):
分類
JSTが定めた文献の分類名称とコードです
昆虫・ダニによる植物被害  ,  異種生物間相互作用 

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