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J-GLOBAL ID：201702239604545568   整理番号：17A0568343

量子ビームを用いたガラス・非晶質材料のナノスケール構造解析 中性子散乱の原理と中性子全散乱によるガラス・非晶質物質の構造解析

著者 (2件)： 小野寺陽平 (Kyoto Univ.) ,  福永俊晴 (Kyoto Univ.)
資料名： セラミックス  (Bulletin of the Ceramic Society of Japan)
巻： 52  号： 5  ページ： 330-336  発行年： 2017年05月01日 
JST資料番号： S0291A  ISSN： 0009-031X  CODEN： SERAA7  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 中性子は電荷を持たないために透過力が高く,物質中の原子核と相互作用することから,中性子ビームを用いた散乱・回折実験は物質の構造研究に広く利用されてきた。本稿では,中性子散乱の原理について概説し,ガラス・非晶質物質の構造を明らかにするための解析手法について述べた。1種類の原子のみを含む系からの中性子散乱について考え,次いで,系が2種類以上の原子によって構成されている場合に議論を拡張した。さらにパルス中性子を用いた中性子全散乱実験の方法,実験データからの構造因子の導出,および二体分布関数を利用したガラス・非晶質物質の短距離構造の解析について概説した。実験データを再現する3次元構造のモデリング手法の1つである逆モンテカルロ法を紹介した。

シソーラス用語： *中性子散乱 ,  非晶質 ,  *ガラス ,  *構造解析 ,  中性子ビーム ,  パルス ,  中性子 ,  構造因子 ,  二体問題 ,  短範囲規則度 ,  三次元 ,  モデリング ,  シミュレーション ,  モンテカルロ法 ,  分布関数 ,  ガラス構造
準シソーラス用語： 逆モンテカルロ法

分類 (2件)： 中性子回折法  (BK01060A) ,  非晶質の構造一般  (BK04010S)

引用文献 (25件)：

• T. E. Faber, J. M. Ziman, Phil. Mag., 11, 153-173 (1965).
• N. W. Ashcroft, D. C. Langreth, Phys. Rev., 156, 685-692 (1967).
• A. B. Bhatia, D. E. Thornton, Phys. Rev. B., 2, 3004-3012 (1970).
• V. F. Sears, Neutron News, 3, 26-37 (1992).
• T. Otomo et al., KENS Report, 17,28 (2009-2010).

タイトルに関連する用語 (11件)： 量子ビーム ,  ガラス ,  非晶質材料 ,  ナノスケール ,  構造解析 ,  中性子散乱 ,  原理 ,  中性子 ,  散乱 ,  非晶質 ,  物質