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J-GLOBAL ID:201702239798204678   整理番号:17A0474219

肺線維症のブレオマイシン誘発ラットモデルにおける選択的FXRアゴニストobeticholic酸慢性処置の抗線維化効果【Powered by NICT】

Anti-fibrotic effects of chronic treatment with the selective FXR agonist obeticholic acid in the bleomycin-induced rat model of pulmonary fibrosis
著者 (15件):
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巻: 168  ページ: 26-37  発行年: 2017年 
JST資料番号: C0595A  ISSN: 0960-0760  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: イギリス (GBR)  言語: 英語 (EN)
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obeticholic酸(OCA)によるファルネソイドX受容体(FXR)の活性化は複数の疾患モデルにおいて肝臓,腎臓及び腸における炎症と線維症発生を阻害することが示されている。FXR活性化は炎症性応答を抑制し,肺損傷後の肺修復を促進することが示されている。本研究では,ブレオマイシン誘発肺線維症ラットモデルにおける炎症,組織リモデリングおよび線維症に対するOCA処理(3または10mg/kg/日)の保護効果を調べた。肺の形態学的および分子的変化だけでなく,肺と右心室のリモデリングに対するOCA処理の影響も評価した。肺機能はインフレーションに対する気道抵抗を測定することによって評価した。急性期(7日)では,ブレオマイシンは肺間質の初期肥厚と線維症を促進し,上皮増殖,組織リモデリングと低酸素に関連する遺伝子のアップレギュレーションを示した。28日目に,肺におけるコラーゲンの沈着における明らかな増加が観察された。過剰沈着は,細胞外マトリックス(TGFβ_1,SNAI1およびSNAI2)に関連する転写物のアップレギュレーションを伴い,肺線維症を示した。OCAの投与は上皮間葉移行(EMT),炎症とコラーゲン沈着に関連した分子機構を抑制することによりブレオマイシン誘発肺傷害を保護し,IL-1βおよびIL-6と同様に,TGFβ_1とSNAI1発現などの炎症性サイトカインの用量依存的な減少であった。,特発性肺線維症(IPF)の最近承認された治療,ピルフェニドンはブレオマイシン誘導線維形成性遺伝子発現を有意に抑制したが,IL-1βおよびIL-6に有意な影響を及ぼさなかった。ブレオマイシン投与ラットにおけるOCA処理は肺機能を改善し,in vivoでのインフレーションと肺剛性に対する気道抵抗を正規化する効果的にした。OCAによる結果は,類似の,あるいは優れていた,ピルフェニドンで得られたものであった。結論として,著者らの結果は,IPFの病因における重要なメディエーターを鈍化することによりブレオマイシン誘発肺線維症に対するOCAの重要な保護効果を示唆している。Copyright 2017 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【Powered by NICT】
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分類 (3件):
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細胞生理一般  ,  性ホルモン  ,  肺 

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