抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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ヤマハ発動機では,1983年から農薬散布用の無人ヘリコプターの開発を始め,2013年には従来モデルを約16年振りに一新し,ペイロード性能を向上させた現行モデルFAZERをリリースした。3年目を迎えた今年,さらに性能を向上させたモデルFAZER Rを開発した。この開発は,航空機製造事業法施行令が改正され,最大離陸重量の規制が100kg未満から150kg未満へと緩和されたことに伴うもので,本稿では,新開発の無人ヘリコプターを紹介した。本開発では,FAZER Rの開発主眼をペイロード性能の向上に置き,薬剤の搭載量を現行FAZERの最大24kgから同32kgへ増加させることを目標とし,エンジン出力の向上と,テールロータの空力効率の向上を図った。また,70kg弱の機体において搭載薬剤重量が32kg~Okgまで変化しても操縦性を損なわない制御アルゴリズムの実現や,農薬散布装置の薬剤用タンクを片側12L(両側で24L)から同16L(同32L)へと大型化し,散布機能性能の向上も目指した。